飼い主とワンちゃんがより快適に暮らせるよう、最新のペットガジェットをレビューしていく本連載。今回も筆者宅で毎日走り回っているチワプー犬「るねちゃん」(チワワとプードルのミックス犬)に協力してもらい、犬のこころの状態がスマホで確認できるという首輪型コミュニケーションデバイス「イヌパシー(INUPATHY)」を体験します。
健康管理だけじゃない、愛犬の気持ちの変化が光で見える
「イヌパシー」は、心音を検知するデバイスで、心拍情報からこころの状態を可視化できるというもの。本体と首輪とホームステーションのセットで、スマホと連携して使用します。26(W)×51(D)×76(H)mm/重さ18gの小さな本体を愛犬の身体に装着するのですが、こちらは獣医師の監修を受け、負担のない重さで設計しているとのこと。現在は背中につけるハーネス型デバイスが主流ですが、今回は首輪タイプの「イヌパシー・カラー」をお借りしています(定価2万5800円、現在はハーネスタイプのみ販売中)。
設定は、スマートフォンで専用アプリ(月額500円)をダウンロードして行ないます。イヌパシー本体の電源を入れてアプリ経由で本体を選択し、Bluetooth(4.0)連携させるだけです。あとは愛犬の首輪として使用すればオーケー。自宅のWi-Fiを使って外出先からでも愛犬の様子が確認できるホームステーションも付属しており、そちらの設定もアプリ経由です。
設定が終わったら、イヌパシーをるねちゃんに装着して、しばらく観察してみることにしました。最初は少し気になっていたようですが、すぐに慣れてくれたようです。
愛犬の気持ちの変化が光で見える!
アプリには心拍数が表示されるようになりました。アプリ上では心拍数、運動量、ストレス度を記録してくれるため、健康管理にも使える点が良いですね。そして状況に合わせて発光する色で愛犬の気持ちを確認できるのが、おもしろい! 気持ちは5パターンで表現され、白色が「興味」、オレンジが「ドキドキ」、紫は「ストレス」、緑は「リラックス」、ピンクが「ハッピー」です。実際、寝ているときはリラックスの色になり、物音がすれば「興味」の色を示し、おやつをあげれば「ハッピー」になるんです。これがとても楽しくて、ずっと様子をモニタリングしてしまいます。
イヌパシーで記録した心拍データや行動データをあとから見返せるので、愛犬の健康の変化に気付きやすくなるといった利点もあります。
(次のページ:昼夜通じて、愛犬の意外な気持ちの変化に気付く)
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