ヤフーは7月14日、今秋より「ヤフオク!」は「Yahoo!オークション」に、「PayPayフリマ」は「Yahoo!フリマ」にサービス名を変更することを発表した。
同社は1999年9月に「Yahoo!オークション」としてサービスを開始し、2013年2月に「ヤフオク!」に名称変更した(関連記事)。また、2019年10月からPayPayフリマをサービス開始し、「PayPay」などとの連携により、2023年には累計2000万ダウンロードを超える見込みで成長しているという。
今回、“オークション”と“フリマ”の両サービスをより身近に利用してもらうために、サービスのデザインを刷新するとともに、ヤフーブランドに統一することでより連携を強化するとしている。
また、今後のさまざまな機能拡充を通して、出品者はより早く、より高く、より適切な販売方法で売ることができ、購入者はより簡単に多種多様な商品から自分にあった商品を見つけられるプラットフォームの提供を目指す。
サービス名の変更にともない、両サービスで機能アップデートが予定されている。
Yahoo!オークション、Yahoo!フリマともに、匿名配送を拡充し、小型から大型まで豊富なサイズのバリエーションから選択できるようにアップデートを予定している(7月予定)。また、PayPayフリマとヤフオク!のシームレスな購入体験が可能になるよう、サービス名称変更に加えて、より使いやすさを追求したデザインへ商品詳細ページをリニューアルする(10月より順次)。
さらにヤフオク!では、10月から順次、PayPayフリマの商品を掲出する。PayPayフリマの商品がヤフオク!上で検索でき、サービスを切り替えることなく購入できるようになる。本機能はブラウザー版よりリリースし、アプリ版へ順次展開していく。
PayPayフリマでは、動画出品の縦型対応(9月予定)、グッズ交換機能のAndroid版への対応(2023年予定)を予定している。
なお、サービス名称の変更後も、出品された商品が落札・購入された際にかかる手数料は変更しないとしている。