日本マイクロソフトは7月13日、AIを中心とした先端技術をユーザーのビジネスに適用するための共創施設「Microsoft AI Co-Innovation Lab」を今秋に日本に開設することを発表した。
Microsoft AI Co-Innovation Labは、エンタープライズ、中小企業、スタートアップなど規模を問わず、ビジネスへのAI/IoTなどの技術適用を支援するための施設。
本施設は、日本における産業振興や新規ビジネス創出を図っていくことを目的として、今秋、川崎重工業や神戸市を中心に、賛同企業・団体からなる運営法人との連携のもと、神戸市に開設予定。開設以降は、業種や規模を問わず、参加企業が集うオープンな場として広く活用されることを目指す。
Microsoft AI Co-Innovation Labは、すでに米国(レドモンド)、中国(上海)、ドイツ(ミュンヘン)、ウルグアイ(モンテビデオ)に設置しており、これらグローバルでの実績を基に、日本やアジアでのAIを活用した産業振興を支援する。
Microsoft AI Co-Innovation Labは、企画から製品定義、技術リサーチ、アーキテクチャー検討、開発、テスト、商品化という通常のビジネス変革プロセスを大幅に短縮するという。本施設では、専任のエンジニアチームが国内外の知見を活用し、ユーザーの技術チームにガイダンスを提供することで、AIやIoT等のテクノロジーの可能性を最大限に実現できるよう支援する。また、同社のエンジニアチームとのおよそ1ヵ月間のプロジェクトにより、ユーザーのエンジニアチームがスキルアップしながら実装し、ビジネスへ迅速に技術適用することを可能にするという。
Microsoft AI Co-Innovation Lab 施設概要
所在地:兵庫県神戸市中央区(神戸商工貿易センタービル 24階)
開設時期:2023年秋
利用対象:AI/IoT技術を適用するプロジェクトを持つすべてのユーザー
技術領域:
●IoTによるデータ収集、AIによる分析、分析結果の可視化
●Azure Open AI Serviceの実用化
●その他Azureサービスの適用