ウェブ翻訳サービスを手がけるDeepLは7月3日、日本法人として「DeepL Japan 合同会社」を設立したことを発表した。DeepLが欧州以外に国外拠点を構えるのは今回が初となる。
日本法人は日本企業との取引の迅速化を目的に設置され、7月から本格的に業務を開始する。ヤロスワフ・クテロフスキーCEOは今回の発表に際して「日本がDeepLにとって2番目に大きい市場に成長したことから、日本法人の設立は自然な道筋でした 」と述べ、成長への期待を滲ませた。
なお、同氏は5月の来日時に自民党本部を訪問し、同党のAIプロジェクトチームに対してAIと日本の共存について提言している。
DeepLはドイツ連邦ケルン市に本社を置く企業。主な事業はAIを活用した翻訳サービスで、2023年7月現在の対応言語は31言語。日本語の翻訳結果を整える「敬体/常体」機能も搭載し、こちらは30言語からの翻訳が可能だ。