長浜地区に屋台街が復活 屋台基本条例10周年を記念し「屋台DX」を展開

文●九州LOVEWalker

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 福岡市は6月30日、「福岡市屋台基本条例制定10周年 記念プロジェクト」を開始した。

 福岡市が全国初の屋台基本条例を制定(平成25年7月1日)してから10年を迎える。これまで屋台文化の存続に向けて、営業に関するルールを定め、上下水道や電気などの整備にも取り組んできたほか、平成28年から「公募制度」を導入したことで個性的な屋台が次々に誕生。さらに今年6月には長浜地区に屋台街が復活した。

 福岡市では、屋台基本条例と同じく設立10周年を迎えるLINE Fukuokaとの協働プロジェクトとして、長浜屋台街を中心に「屋台DX」に取り組む。屋台DXでは、屋台LINE公式アカウント(FUKUOKA GUIDE)を開設し、長浜屋台の個別情報(おすすめメニューなど)を紹介。また、IoT機器を設置することで営業しているかどうかをリアルタイムで分かる取り組みを長浜屋台街全軒で実施し、長浜屋台のうち1軒「明太中毒」では混雑状況もリアルタイムで確認できるようにしている。

 さらに、屋台内に設置した二次元コードを読み取るとプレゼントがもらえるデジタルスタンプラリー「長浜屋台街スタンプラリー」を実施(6月30日~10月31日)し、ハシゴをすると一品サービスも提供。このほか、特設サイトの開設や、タクシー車内でのPRや福岡市営地下鉄の車両1編成の全てを屋台装飾にする「屋台列車」の運行などの施策を実施する。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
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