誰でも乗れる! 西新宿で自動運転モビリティーが運行。7月20日から毎月

文●西新宿LOVEWalker

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走行ルート:新宿住友ビル → 新宿駅西口 → 新宿中央公園 → 新宿住友ビル

 西新宿エリアでは、7月20日から毎月3日間程度、自動運転モビリティーの運行をスタートする。初回は7月20日~22日の3日間、8月以降は、毎月、平日・休日を含めた3日間程度を予定している。

 本プロジェクトは、「西新宿エリアの魅力を高める新たなモビリティー」の走行を通じて、西新宿に多様な人を呼び込み、エリア内の回遊性向上や滞在促進により、まちの活性化を目指すもの。新宿副都心エリア環境改善委員会、大成建設、ティアフォー、損害保険ジャパン、アイサンテクノロジー、KDDI、日本信号、大成ロテック、プライムアシスタンス、三菱電機の10者が参画している。

 今回、自動運転モビリティーを実際に西新宿エリアで運行し、継続的な走行と、民間企業などの資金による自動運転サービス事業の持続可能性について検証する。また、自治体・企業などの試乗や遠隔監視スペースなどの視察を受け入れ、本プロジェクトを広く発信することで、自動運転サービスの導入を促進する。

 走行ルートは、3月に策定した「西新宿地区再整備方針」で、2030年代に自動運転車の導入を目指すルートを参考に設定。車両は、JPN TAXI車両をベースに開発した自動運転車両1台を使用する。自動運転レベル2で、セーフティードライバーが乗車する。

 乗車定員は1台あたり2人。所要時間はおよそ10~15分、乗車賃は無料。実施日の走行時間は、10時~17時(途中休憩時間がある)。

 乗車方法は、LINE公式アカウントで発行される2次元コードを、新宿住友ビル地下1階に設置予定の固定端末にかざし、降車地点を選択すると配車できる。運行日程の詳細は、決まり次第LINE公式アカウントなどで案内される。

運行管制システム全体像

路車連携技術イメージ

遠隔見守りサポート

 本プロジェクトの実施にあたり、固定型配車端末を新宿住友ビル地下1階に設置する予定。運行はTOKYO UPGRADE SQUARE(新宿住友ビル25階)にて遠隔監視する。関係行政機関との協議完了後には、信号情報の連携、トンネル走行支援技術等、路車間連携技術を導入する。さらに、コネクテッドサポートセンター(中野坂上)からの遠隔見守りサポートも予定している。

街の活性化のための取り組み

 今後は、新宿中央公園など、西新宿エリア内のイベント開催に合わせた運行や、SOMPO美術館など、西新宿エリア内にある施設との連携企画、子どもたちが描く絵画を車体にラッピングするなど、街の活性化のための取り組みも実施する予定だ。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
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