ユーザックシステム、有馬芳香堂の受注から出荷までの業務プロセスを効率化
ユーザックシステムは6月28日、有馬芳香堂における受注・出荷業務改善事例を公開した。
有馬芳香堂は、2021年に創業100年を迎えた、各種豆類・ナッツ類を加工販売している老舗企業。健康と美容効果で注目されているナッツのおいしさはもとより、ナッツの効果を紹介したブログやオンラインショップも好評で、素材と鮮度を大切にするというモットーから、小売店への直接販売にこだわっている。
しかし、日々の受注・出荷業務を支えているシステムは、老朽化に加え、システム間で連携されていないという課題を抱えていた。基幹システムは20年以上前から運用しており、受注システムや送り状発行システムとは連携していない。手入力やCSV出力などで各システムと連携していたが、現場の負荷は大きいものだったという。また、取扱商品もOEM製品を含め200種類以上あり、目検している出荷検品業務は誤出荷をしないよう、ストレスがかかっていた。
このように、基幹システムとEDIシステムの連携に課題を抱えていた有馬芳香堂は、業務効率向上を目的にシステムの刷新を計画。あわせて、人手作業と目視に頼っていた出荷検品業務の負荷も軽減すべく、受注から出荷までの業務プロセスを一元化する「名人ソリューション」を導入し、1日1時間半もの作業時間を削減した。
基幹システム刷新に合わせて、スムーズに連携したい受注・検品・出荷業務システムは、いくつかのシステムを比較検討した結果、食品業界での導入実績が多く、メーカー自らが開発・サポートを提供するユーザックシステムの「名人ソリューション」を選定。
受注業務は、さまざまな小売業のEDI(電子データ交換)をワンパッケージで管理できる「EOS名人.NET」、出荷検品においては、倉庫内の検品業務を支援する「検品支援名人」、複数の運送会社の送り状発行を一元化する「送り状名人」で対応し、ワンストップEDIプラットフォームを構築した。
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