【第3戦・単走】藤野選手5位、川畑選手18位と振るわず
24日の午前中から午後にかけて行われた第3戦の単走は、快初夏らしい汗ばむ陽気の中で行なわれました。事前抽選の結果、藤野選手、川畑選手ともにAグループからの出走となりました。
藤野選手の1本目は、安定感のあるミスのない走りで98.2を記録し、ほぼ単走通過を決めます。2本目は攻めた走り。車速は大幅に伸ばして175.59km/hからの1コーナー侵入は見るものを震え上がらせます。ですが第1ヘアピンに設けられたゾーン3が不通過で95.8点と点数アップにはならず。
川畑選手の1本目は、安全を狙った走り。ですが1コーナーのアウト側に設けられたゾーン2が不通過となり95.1点と失敗。後がなくなった2本目ですが、ゾーン2で脱輪、ゾーン3不通過で失敗。結果92.7に終わりました。結果、藤野選手は単走5位で追走トーナメント進出を決めたものの、川畑選手はベスト16に残ることはできませんでした。単走はクラッシュが続出し、予定より2時間近く時間が押すなど大荒れ。その中、#31 蕎麦切広大選手(SHIBATIRE RACING)が優勝を決めました。
【第3戦・追走】藤野選手のマシンに大きなダメージ
ベスト8で大会を終える
藤野選手の相手は、TOYO TIRESのサポートドライバーである#7 松井有紀夫選手(TEAM RE雨宮 マツモトキヨシAPA)。藤野選手先行の1本目、松井選手は1コーナーの侵入で藤野選手の運転席側リアと松井選手の助手席側のリアが接触し、松井選手はそのままコースアウト。松井選手はオイルクーラーが破損しリタイア。藤野選手がベスト8にコマを進めます。
ですが藤野選手のリアは大きく損傷。アライメントが狂うなど、かなり手負いの状態でベスト8の対戦相手である#79 目桑宏次郎選手(TMS Racing Team G-meister)を迎えます。藤野選手後追いの1本目、目桑選手は96点の走りに対してゾーン2不通過の減点2で94点、藤野選手は少し間を置いて綺麗なドリフトを心がけて97点の走りに3.5点の後追いポイントが加わり100.5点。
藤野選手先行の2本目、目桑選手はスピードを活かして終始ピタリと寄せます。そして藤野選手は第1ヘアピンの出口で、わずかに失速するとともにカウンターステアが戻り気味。その結果、目桑選手と接触。藤野選手95点の走りに対して、目桑選手は96点に後追いポイント8.5の104.5。3ポイント差で藤野選手は敗退し、第3戦を5位、13ポイント獲得しました。優勝は#15 植尾勝浩選手(VALINO VAZESTRA)。
【レース外の様子】応援シートは大盛り上がり
限定アイテムは即完売するも次戦に新作登場
応援グッズを販売する物販ブースには、TOYO TIRESのカラーで彩られた小さな電気自動車が展示されていました。こちらナンバー取得済みで公道走行できるのだとか。新作アイテムはデフォルメされた2台のGR86が描かれた限定80枚のTシャツが登場したのですが、撮影する間もなく土曜日のうちに完売。次戦で同じ絵柄で黒の限定Tシャツを販売する予定とのことなので、希望される方はお早目に購入されることをオススメします!
単走と追走の間には、ブース前で選手たちのトークショーが開催。走行直後に自身による振り返り解説があり好評を博しています。最後にはジャンケン大会でグッズをプレゼントなど盛りだくさんの内容でした。
さらにメインスタンドではTOYO TIRES応援シートが設けられ、応援グッズを手に声援。Team TOYO TIRES Galsの2人も歓声を送っていました。
両日とも追走トーナメント決勝後にはメインストレート前にマシンを並べ、コースウォークを開催。選手たちは長い時間、ファンにトレーディングカードを手渡し、サインや写真撮影に応じていました。このファンサービスの手厚さがD1GP観戦の魅力。YouTube配信も楽しいですが、ぜひ会場に足を運んでみましょう!
【第4戦・単走】川畑選手7位、藤野選手11位で通過
藤野選手にマシントラブル
日曜日午前中に行われた単走決勝。前日の大幅遅延を考慮し、開始時間を早め9時40分スタートとなりましたが、この日もクラッシュが相次ぎ、約40分押し……。
前夜に行なわれた抽選の結果、川畑選手はAグループ、藤野選手はDグループからの出走。川畑選手の1本目は168.67km/hで1コーナーに侵入。綺麗なドリフトをみせて97.9点を出して、ほぼ当確。2本目はゾーン3をコースアウトをしてしまい減点2の95.83。
昨夜マシンを直した藤野選手の1本目、前日98点を出しているだけに期待です。ですが手負いのマシンゆえか97.18と少し伸びず。
そして2本目は1コーナーを抜けたあたりでスローダウン。原因はミッションの3速が飛んだため。ピットでサムソナス製ミッションそのものを乗せ換えるのですが、時間は追走までのコースイン時間(13時5分)までの約40分程度。メカニックは追走準備をしながら、見事に間に合わせてマシンは復帰。ピット前で見ていたファンや関係者から拍手がわき起こりました。
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