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VAIO最上位にして、ハイエンドモバイルの大本命!

第13世代Core搭載だけじゃない!? Teamsと相性抜群の新「VAIO SX14」

文●飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

提供: VAIO

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 現在のVAIOの顔とも言える、ハイエンド大画面モバイル「VAIO SX14」の新モデル(2023年版)が6月7日に発表となった。第13世代インテルCore Pプロセッサー(Raptor Lake)を搭載し、パフォーマンスがさらにアップ。ユーザーからポジティブな声が集まっている、使いやすさはそのままに、テレワークやハイブリッドワークが増えてきた、いまどきのビジネス環境に合わせた機能も追加している。具体的には、TeamsやZoomといったウェブ会議時にバッテリーを節約する機能、美肌に映るカメラ機能などだ。

 加えてVAIO SX14は、インテル Evoプラットフォーム準拠製品(Core i5以上のプロセッサー選択時)となっており、PCとスマートフォンを接続して連携する「インテル Unison」にも対応した。

 仕事をより効果的に、本当に役立つ機能を盛り込んで正統進化を果たしたVAIO SX14を早速紹介していこう。

  試用したVAIO SX14の主要スペック
OS Windows 11 Home
CPU インテル Core i7-1360P プロセッサー
GPU インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー LPDDR4X 32GB
SSD 第四世代ハイスピードSSD 512GB(PCIe)
ディスプレー 14.0型ワイド(FHD)
インターフェース USB4 Type-C×2(Thunderbolt 4/PD/DP Alt Mode対応)、USB 3.0 Type-A×2、HDMI×1、ギガビットLAN×1、コンボジャック
カメラ CMOS センサー搭載HDカメラ Windows Hello 顔認証対応
無線LAN Wi-Fi 6E
バッテリー駆動時間 約26.0~28.0時間
サイズ/質量 約320.4×222.9×17.9mm
/ 約1.08kg

VAIO Zの約1.4倍のパフォーマンスを発揮

新「VAIO SX14」のアーバンブロンズカラー。ディスプレーは14.0型ワイド液晶

 まずは、やはり気になるパフォーマンス面から。従来モデルは「P型番」の第12世代インテルCoreプロセッサー(コードネーム:Alder Lake)を搭載していたが、今回もPBP(Processor Base Power)が28WのPプロセッサーを採用。VAIO SX14通常モデルで選択可能な最上位CPUであるCore i7-1360Pは、4P/8Eコア、16スレッドで、最大動作周波数は5GHz。前モデルのCore i7-1260Pと比較するとコア/スレッド数は変わらないものの、最大動作周波数は4.7GHzからアップしており、性能改善が望めるだろう。

 VAIOの象徴である、VAIO Zで培った立体成型カーボンのボディやキーボード向けの技術は、VAIO SX14にも還元されている。その上で、カメラ周りなどのVAIO Zになかった機能も盛り込まれており、現在のVAIO製品群のなかで最上位に位置するモデルだ。

VAIOで絶大な人気のブランド「VAIO Z」。フラッグシップマシンではあるが、性能的には2世代前のCPUにあたるので、現行VAIO SX14が事実上最高峰

 VAIOは今春、第13世代インテルCoreプロセッサーを搭載した「VAIO F16」「VAIO F14」を発表しているが、こちらはPBPが15Wと消費電力を抑えたU型番のプロセッサーを採用したスタンダード大画面モバイルという位置づけだ。VAIOのデザイン性、使い勝手のよさをもっと多くの人に使ってもらうべく投入した製品で、VAIO SX14ほどのモバイル性能は追求していない。より手に取りやすい価格帯であることを重視したモデルだ。

新シリーズのスタンダード大画面モバイル「VAIO F14」。ぱっと見は似ているが、VAIOらしいデザイン性と使い勝手のよさを取り入れつつ、違うコンセプトとして誕生したマシン

 ちなみに、消費電力的にはU型番よりもP型番のプロセッサーのほうが低く抑えられるが、VAIO SX14のほうがバッテリー駆動時間は長い。しかも、VAIO SX14のほうが軽いため、よりモバイル性能に長けた製品と言える。

 パフォーマンスをチェックすべく、基本的なベンチマークテストを実施した。Core i7-1360Pプロセッサーを搭載し、メモリーは32GB、ストレージは第四世代 ハイスピードSSDの512GB、画面の解像度はFHD。比較対象としてVAIO Z | SIGNATURE EDITIONで、CPUはCore i7-11375Hプロセッサーで、メモリーは16GB、ストレージは第四世代ハイスピードSSD 512GB、画面の解像度は4Kでも検証している。メモリー容量と画面解像度に差があることを留意して結果を見てほしい。なお、計測に当たっては、いずれも「VAIOの設定」アプリでCPUとファンの設定を「パフォーマンス優先」にして計測している。

 まず、CPU性能を測る「Cinebench R23」から。計測はデフォルトの10分間回したときの値としている。

「Cinebench R23」の結果

 結果は、マルチコアはVAIO SX14の9444ptsに対しVAIO Zは6579pts。シングルコアも同1898ptsに対し1600ptsとなっており、マルチコアで約1.43倍の差がついている。

 また、アプリの性能を計測する「PCMark 10」を実行。結果は、VAIO SX14が6029、VAIO Zが5366だった。特に差がついたのがDigital Content Creation。CPU内蔵GPUの性能が、この2世代で大幅に上昇したことが伺える。

「PCMark 10」での結果。左がVAIO Z(4K)で右がVAIO SX14(FHD)

 CPU内蔵GPUだが、3DCG性能も「3DMark」で計測してみた。計測したのは「Night Raid」「Fire Strike」「Time Spy」の3種類。結果は、すべてのテストでVAIO SX14の方が上回っている。

「3DMark」の結果

 バッテリー駆動時間を計測する「PCMark 10 Modern Office Battery Life」も実行してみた。計測にあたっては、「VAIOの設定」アプリでCPUとファンの設定を「静かさ優先」にし、画面の輝度は20%にして計測している。

 結果は、実際の作業をしたときを模した重めのベンチマークテストだが、それでも14時間16分と半日以上もつことがわかった。つまり、仕事で外出してモバイルワークしても、充電せずに1日もつ計算だ。ACアダプターを持ち歩かずに済むので、より荷物を軽くできる。

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