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サムスンがSIMフリーのフラグシップ機とタブレットに力を入れる理由

2023年06月20日 10時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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SIMフリーのGalaxy S23 Ultraの優位性は?

 続いて、プロダクト担当の前島大樹氏が登場。Galaxy S23 Ultraについてプレゼンテーションが行なわれました。

プロダクト担当の前島大樹氏

 Galaxy S23 Ultraも4月20日にドコモとauから発売されています。SIMフリーモデルの基本仕様もキャリア版と共通で、2億画素をメインとするカメラの性能、卓越したゲーミング性能、再生素材を多用した環境にやさしい設計であることなどをセールスポイントにしています。

Galaxy S23 Ultraの製品特徴

 前島氏からは、SIMフリーモデルならではの特徴が紹介されました。まず、カラーはキャリア版とは異なる「クリーム」を採用。「性別や年齢に関わらず、多くのユーザーが人気のある色」だそう。なお、背面パネルには「SAMSUNG」ロゴのみで、キャリア名はもちろん、FeliCaマークもありません。しかし、キャリアモデルと同じように、FeliCaに対応し、おサイフケータイも使えます。

キャリア向けの512GB/1TBモデルはファントム ブラックだが、SIMフリーモデルはクリームを採用

背面にFeliCaマークはないが、おサイフケータイに対応している

 次に、1TBの大容量ストレージを搭載していること。auは1TBモデルも扱っていますが、ドコモでは256GBと512GBだけなので、「高画質の映像コンテンツをダウンロードしてオフラインで楽しみたい人や、いままで使っていたスマホでSDカードに大量のデータを保存し、機種変更をためらっていた人にもおすすめ」(前島氏)とのこと。

1TBの大容量ストレージを内蔵しているので、動画データを多く保存する人に適している

nanoSIM+eSIMのデュアル回線で利用可能

 Galaxy専用の保証プラン「Galaxy Care」に加入できることも利点。万一の落下破損、水濡れの故障などが発生しても、わずかな負担金で端末を交換してもらえます。

購入時に「Galaxy Care」に加入できることもメリット

キャリア向けモデルと同じく、4世代のOSアップデート5年間のセキュリティアップデートを保証

 また、キャリア向けの共通の仕様ですが、Galaxy S23シリーズで初めて対応した「Wi-Fi 6E」のメリットについてもあらためて紹介されました。

Galaxy S23 UltraのSIMフリーモデルのスペックと、キャリア向けモデルとの差分

Wi-Fi 6Eへの対応により、干渉がある場所でも安定して高速で通信ができる

Galaxy S23 UltraのSIMフリーモデルは7月6日発売で、25万3440円

7月31日までに購入した人を対象に、1万7000円分のクーポンがもらえるキャンペーンを実施

キャリア向けモデルの追加lキャンペーンも実施。ドコモ版の512GBモデルを購入した場合、256GBモデルとの差額相当が還元される

au版は1TBモデルが512GBとの差額、512GBモデルが256GBモデルとの差額を還元

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