ワークスモバイルジャパンは、横浜丸中青果が「LINE WORKS」を導入したことを発表した。
神奈川県最大規模の青果卸売会社である横浜丸中青果は、青果物の販売における生産者からの日々の出荷情報のやりとりについて、これまで電話やFAX、SMSなどを使用しており、情報の収集や複数の社内担当者に共有する作業が煩雑になっていた。
それにより、口頭での伝達による言い間違いや聞き違い、FAXで送られてくる手書きの伝票が読みづらいといったケースが発生していたという。
上記に加え個人SNSを使うことによる情報漏洩等のリスクを回避するため、ビジネス用に設計されセキュリティー性の高いLINE WORKSの導入を決定した。
今回の導入により、生産者はLINEを、横浜丸中青果側はLINE WORKSを使って連絡を取り、迅速かつ正確な出荷情報を入手できる仕組みを構築。以下は導入の紹介となる。
農産物の流通に特化した情報共有サービス「nimaru」は、LINEやLINE WORKSをインターフェースとすることが可能なため、生産者側は出荷情報や梱包資材の発注など必要な情報をLINEを使ってnimaruに入力できる。
横浜丸中青果は、LINE WORKSとnimaruをAPI連携し、LINE WORKSからnimaruに入力するという仕組みを構築。
LINE WORKSとnimaruの連携機能の開発は、nimaruの開発元であるkikitoriによる提供となる。
生産者が当日の出荷情報をLINEのフォーマットに入力・送信すると、そのデータは担当者のLINE WORKSにリアルタイムに通知される。
どの生産者が何をどのくらい出荷するかが一目で認識でき、「詳細ページへ」のボタンをタップすると、より詳しい出荷情報が閲覧できる。
ワークスモバイルジャパンウェブサイトにおいて、横浜丸中青果へのインタビューを掲載している。詳細はこちら。
また、食品製造業界向けにLINE WORKSの導入事例集を無料進呈している。和菓子、スナック菓子、野菜、パン、海の家など、生産から販売までの工程を担う企業の活用取材を収録しており、営業や生産部門、工場との情報共有の課題をLINE WORKSでどのように解決できたか、利用画面の写真付きでわかりやすく紹介。ダウンロードはこちら。