ストレージ16GB、RAM4GBから動作する
グーグルは6月15日(現地時間)、2022年7月に早期アクセス版の配信を開始した、古いPC(Intel Macも含む)でも快適に使えるよう設計されたオペレーティングシステム「ChromeOS Flex」の安定版を無料配布開始した。
処理の多くをクラウド上でも行っているため、デバイスの最小要件は以下のようにかなり貧弱なスペックでも動作可能となっている。つまり「Windows 11」や「macOS Ventura」といった最新のOSが動かなくなってしまった古いPCを延命できる可能性があるのだ。
アーキテクチャ:Intelまたは AMD x86の64ビット互換デバイス
RAM:4GB
内部ストレージ:16GB
USBドライブからの起動をサポート
認定モデルリストで確認
ChromeOS FlexはUSBドライブさえあれば、そこから起動して実行するだけでインストール可能。社内ネットワークを通じてのインストールにも対応している。さらに、「Chrome Enterprise Upgrade(有料)」を使うことで、アプリやポリシーを一括管理することもできる。
また、クラウド経由で予防的なセキュリティ対策を講じており、ランサムウェア、マルウェア、従業員のミスなど、増大する脅威から守ることができる。
現在、認定モデルリストには400台以上のChromeOS Flexの動作を確認したパソコンのリストが表示されている。認証作業は引き続き行われており、まだ認証されていないデバイスでもChromeOS Flexが動作する可能性はあるとしている。(ただし、2010年より前に製造されたモデルは、動作が不安定になる可能性がある)