マツダの「ロードスター」乗りにとって、年に一度の大きなイベントが「軽井沢ミーティング」です。5月27~28日に開催された、今年のイベントは前夜祭から参加してきました。
2600を超える応募数から駐車券を獲得!
毎年、5月の最終の週末に開催されるロードスターの「軽井沢ミーティング」。ロードスターのオーナーズ・イベントとしては国内最大のものとなります。ちなみに、イベントの企画&運営はボランティア有志によるもので、マツダはあくまでも協力という立場。
ただし、毎年ロードスターの開発担当者をはじめ、何十人もの人を現地に送り込むだけでなく、過去、NC型ロードスターの日本初公開や、ND型ロードスターのシャシーの日本初公開も、この軽井沢ミーティングで実施されました。マツダが非常に力を入れているイベントのひとつです。
また、この「軽井沢ミーティング」は、あまりに人気が高いということで、参加には何段階かの手順を踏む必要があります。まず、4月までに往復はがきにて、駐車場の抽選に応募します。イベント会場に愛車を持っていけるかどうかの抽選です。もしも落選したら、電車で現地まで行かないとダメ。そして、駐車場が当選できたら、改めて人の参加の申し込みを行います。2段階の手続きを求められるのです。去年は落選したので、電車で日帰り取材となっていました。
また、イベントは土曜と日曜の2日間にわたって行われます。初日の土曜は、昼間に「コマ図ラリー」というドライブを楽しみ、夜に「前夜祭」が会場となる軽井沢プリンスホテルウエストにて開催されます。前夜祭にはお酒も出ますから、当然、宿泊したいもの。ところが、会場のホテル宿泊も枠があります。こちらの場合は早いもの勝ち。ですから、前夜祭と日曜日の2日間に愛車を駆って参加しようという場合は、4月の駐車場の抽選、そして枠に限りあるホテルの予約という2つのハードルをクリアする必要があります。
今年は、運よく駐車場の抽選をゲットすることができました。聞くところによると、当選1200に対して応募が2600以上もあったとか。2倍以上の倍率を潜り抜けての駐車場の確保ができたというわけです。また、ホテルの予約もぎりぎりで成功。そのため、2019年以来、4年ぶりの前夜祭参加となりました。
ホテルの宴会場にて200人規模の大宴会
軽井沢ミーティングの前夜祭は、軽井沢プリンスホテルウエストの宴会場にて行なわれます。会場には8人掛けの円卓のテーブルが30近くも並んでいます。参加者は、定められたテーブルに着席。どんな方と一緒になるかは、当日のお楽しみです。今年、同じテーブルで会食を楽しんだ相手は、広島から来たマツダの方、20代と50代の2組の夫婦、そして若い女性という顔ぶれでした。マツダの方とは、クルマだけでなく、サッカーの話でも盛り上がりました。
前夜祭で特に印象的だったのは、2代目NB型と3代目NC型ロードスターの主査を務めた貴島孝雄さんによるお話です。ロードスターの歴史と、4月に亡くなった初代ロードスターの主査・平井俊彦さんをしのぶ内容に、ちょっとしんみり。今、ロードスターを楽しく乗れているのも、最初のNA型ロードスターを平井さんたちが苦心の末に生み出してくれからこそ、ということを改めて確認できる前夜祭となったのです。
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