COMPUTEX TAIPEI 2023の会期中、PCパーツメーカーのEKWBと、プロダクトデザイン会社であるCRE8が、台北のCRE8オフィスにて特別展示を実施していた。今回、その展示を見学することができたので紹介しよう。
EKWBは、スロベニアに本社を置くPCの冷却ソリューションメーカーで、簡易水冷のCPUクーラーから本格水冷用の各種パーツまで、ハイエンドPC向けの強力な冷却パーツを手掛けている。
一方のCRE8は、さまざまな製品のデザインを担当している会社で、EKWBの水冷パーツのデザインも担当しているとのこと。その流れで今回、共同で製品を企画したという。
そんな2社が今回展示していたのは、なんとレーシングシミュレーターのコックピット型筐体。あくまでコンセプトモデルの試作であるものの、将来的には改良して販売も視野には入れているとのこと。
今回の筐体は、ハンドルなどはMoza Racingのレーシングシミュレーター用デバイスを組み込み、ウルトラワイドのディスプレーで没入感たっぷりにレースゲームを遊べるもの。ゲーミングPCとしてEKWBのパーツを使用したゴリゴリの水冷仕様のものを搭載している。
今回のCOMPUTEXで、Cooler Masterのゲーミングコクピット「ORB X」が展示されていたように、大型筐体のラインアップは少しづつ増えている。なかなか日本家屋には導入しづらいところもあるが、こうしたより没入感を味わえる環境でゲームをするというのも、大いに夢がある。将来的な展開に期待したい。
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