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ハウスコムが、「2023年度“部屋選び”に関する調査」を実施

Z世代が、部屋探しに動画とSNSを使う理由とは

2023年06月12日 15時00分更新

文● ASCII

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 ハウスコムは、「2023年度“部屋選び”に関する調査」を実施した。大きなテーマは「Z世代の部屋選び」。卒業・就職などで部屋選びをする機会の多い「Z世代による動画を参考にした部屋選び」に着目し、Z世代の男女のうち、1年以内に賃貸物件に引っ越しをした、または今後1年以内に引っ越す予定の587人を対象に加えて、15〜49歳の600人と合わせて調査している。

Z世代が部屋選びの際に利用しているメディアは?

 まずは、Z世代が情報源として普段から何を利用しているかという調査から紹介。メディアとしては、「SNSいずれか」という回答が合計66.4%となり、およそ7割で圧倒的に多い結果になった。3位の「テレビ」は44.0%で、よく見られているメディアのひとつ。「ウェブニュースサイト」は29.1%で、SNSを中心に、複数の情報源を組み合わせているZ世代の姿が浮かび上がってくる。

 「SNS」を細かく見ていくと、「YouTube」が50.1%、Instagramが46.8%、Twitterが43.8%、TikTokが23.2%という結果に。YouTubeは半数を超えており、動画というフォーマットが、Z世代の情報源として重要な役割を果たしていることもわかる。

 部屋選びの際に利用したメディアや情報源の調査では、「物件検索ができるウェブサイト」が60.5%と、圧倒的多数派に。2位の「物件検索ができるアプリ」は31.7%で、ブラウザーアプリで物件検索サイトを閲覧しつつ、アプリも利用するというスタイルが広く受け入れられていそうだ。「SNSいずれか」と回答した人も16.0%で、3位の「店舗(19.9%)」に次いで活用されている。「SNSを利用して部屋選びをするのがスタンダード」と言えるほどではないが、今後スタンダードに変わっていく可能性を秘めているようにも見える結果だ。

 部屋選びの際に「物件紹介動画を参考にしたことがある」と回答した人が「Z世代全体」では43.4%に、「SNSいずれか」を利用した人は67.0%にのぼっていることも、それを象徴している。また、部屋選びに当たって「物件紹介動画を参考にしたい」と思った人は53.5%で半数以上となり、部屋選びの手段の中に動画を取り入れるという発想は、発展のポテンシャルを持っていると言えるだろう。

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