横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記 第27回

人懐っこくて活発! 個性あふれるバンドウイルカたち

文●中沢 春佳/望月 玲美

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前回の記事はこちら。
ハイイロアザラシの赤ちゃんが誕生しました!

※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記

 みなさん、こんにちは!

 横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。

 第27回は「ふれあいラグーン」で主にイルカの飼育を担当している中沢春佳と望月玲美がお伝えします。

 ふれあいラグーンでは現在7頭のバンドウイルカがくらしています。

 今回はその中でも、個性あふれる3頭のバンドウイルカたちをご紹介します!

 まず、ご紹介するのは「ラフ」。

ラフ(メス)推定28歳

 性格はマイペースですが、抜群の運動神経の持ち主!

 同居しているイルカたちの中でも、一番高いジャンプを見せてくれます!

一番高くジャンプしているのがラフです

 また、係がプール内の掃除をしていると、掃除道具に興味津々でかなり近くまで観察しに来ることも。

飼育員もあまりの可愛さに掃除がはかどりません

 続いてご紹介するのは、「クリ」。

クリ(メス)推定12歳

 性格は、おてんばで甘えん坊です。

 遊びが大好きで、いつも全力で遊んでいます。

ボールを勢いよく飛ばして、活発に遊ぶ姿はとても楽しそうです

観覧エリアに飛ばして、お客さまをキャッチボールに誘うことも

 ふれあいラグーンでくらすイルカたちは、みんなキャッチボールが大好きです!

最近はステージに上がって、みなさんを観察するのがマイブーム

 最後にご紹介するのは、「ねぎ」。

ねぎ(メス)推定12歳

 元気いっぱいで、好奇心旺盛な性格です。

 そんな「ねぎ」はプログラムの中で、日々多くのお客さまとあくしゅを交わしています。

元気いっぱいに全力であくしゅ

 「イルカとあくしゅ&ごはん」のプログラムはイルカたちとあくしゅをして、ご飯をあげていただける大人気プログラムです。

 どのイルカたちとふれあえるかは、当日のお楽しみ。

 バンドウイルカたちはアジ、サバ、イカ、ホッケ、オオナゴなどの魚を1日に10~15㎏食べています。プログラムの中で、どの魚をあげられるかは当日のお楽しみです。

よくお客さまから歯並びがきれいと言われます

 イルカたちは水の抵抗を減らすため、皮膚が2時間に1度入れ替わります。

 実際にふれあっていただくとツルツルとした感触も味わえます。

 また、体温は人間と同じ36℃台であるため、ぬくもりも感じていただけるかもしれません。

触り心地はゴム製品や濡れたナスビなどと例えられます

 バンドウイルカにも1頭1頭個性があり、実は顔もそれぞれ違いがあることを知っていただけたでしょうか? ふれあいラグーンは、間近に見るだけではなく、実際にふれあいながら生きものたちの魅力を感じていただける施設となっています。

 ここではお話ししきれないほど、まだまだたくさんの個性であふれています。ぜひ、生きものの生態だけでなく、1頭1頭にも目を向けていただけたら嬉しいです。

 ぜひ、個性豊かな生きものたちが暮らすふれあいラグーンに遊びに来てくださいね! お待ちしております!

横浜・八景島シーパラダイス
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文/中沢春佳

兵庫県出身。2017年株式会社横浜八景島に入社。
ゆずとwacciをこよなく愛する。

文/望月玲美

静岡県出身。2020年株式会社横浜八景島に入社。
愛犬をこよなく愛する。