スマホと連動する電動アシスト自転車「e-bike」試乗レポ 第4回
理想のe-bikeを探せ! その4
wimoの小径e-bike「COOZY」は軽くて激坂も上りやすく街乗りが楽しい!
2023年06月12日 12時00分更新
今回はお気楽ポタリングe-bikeである。スマホと高度な連携をしたり、IT系にとんがってたり、ガチのスポーツ車だったりと、とんがってるe-bikeが続いたが、そういう製品はそれなりのお値段がするもので、特に自転車が高騰してるといわれる昨今、どうしても30~40万は当たり前、みたいになっちゃう。自転車趣味の人には見慣れた金額でも、そうじゃない人には「なにそれ高い!」となるわけで、今回は少し趣向を変えて、約20万円のカジュアル系小径車だ。
まずはwimoの「COOZY」。価格は19万8000円。wimoは2020年に設立された日本の会社。COOZYは「COZY」と「OO」(自転車の両輪を表すそうな)と掛け合わせた造語。なぜこれを取り上げるかというと、単純にデザインが気に入ったからである。
電動アシストっぽくないフレームデザイン
日本の一般的な電動アシスト自転車って、たいていペダル回りにどかんとモーターがついててシートポーストに縦にバッテリーがどかんと置いてある。あれは「電動アシストでござい」って主張が強すぎる。乗るなら電動アシストであることを意識せず軽快に乗れるデザインの方がいい。COOZYが良いのはそこだ。フレームのデザインを工夫して、すごくスッキリ見せているのである。
ペダル回りはノンアシストの自転車と変わらないシンプルさで軽快な感じ。電動アシスト自転車はペダルを漕ぐ力に応じてアシストするので、ペダル部にセンサーは必要なんだけど、それも目立たないように配置されてるのだ。
では、アシスト用のモーターはどこについているのか。e-bikeには前輪をアシスト、後輪をアシスト、ペダリングをアシストの3種類があるが、COOZYは前輪駆動タイプなのである。だから全体にスッキリしたボディーなのだ。
バッテリーとコントローラーはシートの下、フレームにうまく挟まれたボックスに入っている。鍵を入れて回すとカバーが開き、バッテリーを取り出して充電するのだ。
バッテリーは252Whと容量こそ大きくないが、約1.25kgと軽量だ。変速はシマノの内装3段。内装式なのでこちらもハブに収まっているし、チェーンではなくベルトドライブなので、油を差すとか変速機を調整するといったメンテナンスが不要な完全街乗り仕様だ。
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