グーグルは5月10日、新しい検索エンジン「SGE」を発表した。
SGEは同社の生成AIを組み込んだ検索エンジン。
検索ボックスに質問事項を入力するところは従来の検索エンジンと同様だが、SGEでは検索結果の上部にAIによる回答や、内容をより深く掘り下げるためのリンクが表示される。
例えば「3歳未満の子供と犬がいる家族には、ブライスキャニオンとアーチではどちらが良いですか?」という質問をすると、AIからお勧めの場所と関連する観光地などのリンクを教えてくれるといった具合だ。
AIからの回答下部には関連する質問の候補も表示。クリックすると新しい会話モードへ移行し、より深い質問を続けることができる。
また、Googleショッピンググラフと連携しているため、買い物の際、AIに要件を満たす商品の候補を挙げてもらったり、最新のレビューを閲覧することも可能だ。
リリース当初の対応言語は英語のみ。
5月12日現在、SGEは正式公開前のテスト段階で、米国のユーザーを対象に先行公開版の利用者を募集中。
利用にあたってはウェイティングリストへの登録に加え、Chrome(デスクトップ版)またはGoogleアプリ(iOS/Android)のインストールが必要となる。