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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第412回

arrows Weの「シンプルモード」、らくらくスマートフォンの「らくらくホンセンター」親にプレゼントするならどっち?

2023年05月12日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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らくらくスマートフォンならではの利点は?

 らくらくスマートフォンには、あらかじめらくらくスマートフォンに最適化されたホーム画面が設定されています。arrows Weのシンプルホームに近い「スマホかんたんホーム」に設定することもできますが、まずは初期設定のままで使ってみるべきです。文字が大きく表示され、タイルが広いので、押し間違えをしにくいことも利点。ワンタッチダイヤルは、arrows Weのシンプルホームでは最大3件でしたが、らくらくスマートフォンでは最大9件を登録できます。

らくらくスマートフォンには、本体に合うデザインのホーム画面が初期設定されている

一般的なスマホに近い操作ができる「スマホかんたんホーム」にも切り替えられる

ワンタッチダイヤルには最大9件の登録できるが、名前は表示されない

 らくらくスマートフォンは、画面を軽く押し込んで操作できることも特徴。「らくらくタッチ」という機能で、画面に指が触れただけでは反応せず、ボタンを押すように軽くカチッと押すことで反応する仕組みです。「使い慣れたガラケーと同じように操作できる」と言ってもいいでしょう。なお、タッチ操作に慣れて、よりスピーディーに操作したくなった場合に、この機能をオフにすることもできます。

タッチ操作は「本体設定」→「音・振動・タッチの設定」→「らくらくタッチ」で変更可能。タッチ時の振動のレベルも変更できる

 そして、らくらくスマートフォンの最大の利点といえるのが「らくらくホンセンター」。操作に迷ったり、わからないことがあったりした場合に、「らくらくホンセンター」のアイコンをタッチして、「電話する」をタッチするだけで、専用のアドバイザーに相談することができます。利用は無料で、通話料もかかりません。年中無休で9時から20時まで対応してもらえます。

「らくらくホンセンター」に電話をかけて、音声ガイダンスに従って操作すると、オペレーターにつながる

プリインストールされている「使いかたガイド」もわかりやすい

 高齢の親と離れて暮らしていると、親から「スマホの使い方がわからない」と電話がかかってくるということも少なくないでしょう。家族や知人に聞きたいけれど、迷惑をかけてはいけないと、遠慮している人も多いと思います。らくらくスマートフォンのユーザーは、困ったときは、らくらくホンセンターに頼ればいいわけです。

arrows Weならではの利点は独自機能

 らくらくスマートフォンが、主にシニア層向けに開発されているのに対して、arrows Weは幅広い層をターゲットにした端末です。そのため、多くの人に役立つ便利な独自機能も多数搭載されています。

arrowsの独自機能の多くは「設定」→「arrowsオススメ機能」で確認して設定できる

 たとえば、すぐにメモをしたいことが発生した場合に、役立つのが「FASTメモ」。画面のロックを解除しなくても素早く起動でき、音声、写真、またはテキストのメモができます。

画面端から内側になぞる方向で、音声・写真・テキストのメモを起動できる「FASTメモ」。シンプルホームに切り替えても利用可能

 指紋認証によく使うアプリを組み合わせる「FASTフィンガーランチャー」という機能もあります。指紋と一緒によく使うアプリを登録することで、指紋認証直後に素早く起動できるようになります。

よく使うアプリを素早く起動できるように設定できるのも便利

 arrows Weは、使う人のスマホの習熟度に合わせて、カスタマイズできることも利点といえるでしょう。

約2万円で買えるarrows We
母の日や父の日のプレゼントにも最適

 らくらくスマートフォン F-52Bの、ドコモオンラインショップでの価格は5万1744円。これに対して、ドコモ版のarrows We F-51Bは2万2000円。ちなみにau版のarrows We FCG01は2万2000円(「スマホトクするプログラム」適用時の実質負担金は2万2001円)、ソフトバンク版のarrows Weは2万7360円(「新トクするサポート」適用時の実質負担金は2万2008円)。

 コスパを重視するのならarrows Weに軍配が上がるでしょう。しかし、らくらくスマートフォンには、困ったときに無料で相談ができる「らくらくホンセンター」という強い味方が付きます。そこのメリットを感じるのであれば、らくらくスマートフォンを選ぶのが得策です。

 母の日や父の日に、スマホを親にプレゼントしたいと考えている人は、らくらくスマートフォンのようなシニア向け端末だけでなく、arrows Weも選択肢に加えてはいかがでしょうか?

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