区別が付かない電話は結局みんな迷惑だ!?
アスキーのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第24回。
今回は「ヒヤリとして迷惑電話を叩き切ってしまったけど、じつはアレって……」というお話です。
迷惑電話がかかってきて「詐欺だ!」
こないだ電話に出たら「こちらは●●所属の市議会議員、▲▲▲▲の~」と喋り始めました。『ウチに議員から電話が来るハズはない。つまり、これは詐欺だ!』と直感し、「あーうちはそういうの間に合ってます!」と怒鳴って叩き切り、自宅の平和は守られたと達成感を味わっていましたが、つい先ほど『あれは電話での投票依頼だったのでは!?』と気づきました……。
まあどちらにせよ私にとっては迷惑電話ですが。
今回のヒヤリ案件は、おそらくは先日の選挙期間中に、議員もしくは議員候補を装った迷惑電話がかかってきたので詐欺を疑い撃退してはみたものの、冷静に考えれば「普通の投票依頼だったのでは?」と思い至った、というお話です。
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もちろん、投票期間中の電話による投票依頼は自由に実施できるもので選挙違反ではありません。ただ、今回の投稿者さんのように「自分の電話番号に議員(候補者)から電話が来るはずがない」と思うことがあるかもしれません。政治活動に近しくなければ、電話番号を知られるハズがない、と考えるのでしょう。
しかし選挙事務所に限らず、何らかの組織に自身の電話番号が漏れることは往々にしてあるものです。特に、同一の電話番号を長期間利用していると、さまざまなシーンでその番号を記載することもあります。それだけリスクは増す、誰かに伝わってしまうことはかなり確率が高い、と考えるべきでしょう。
つまり個人情報の中でも「電話番号は漏れやすい情報」という自覚が必要なのです。
それを自覚したところで重要となるのが、迷惑電話がかかってきた場合の対処方法です。オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺の電話はもちろんですが、不要品買い取りの古物商だと言いながら詐欺を狙った電話、不動産投資を誘う電話などなど、勧誘電話については枚挙に暇がないほどです。
いつの間にか自身の電話番号を知っているような相手については、その内容に関わらず今回の投稿者さんのように「ほぼ自分を騙しにかかって来る悪意ある第三者」と考えても間違いはないでしょう。話を聞くことなく電話を切るのが正解です。
なお、実家の電話番号が家業の代表番号になっている場合、昔からタウンページに記載され続けている可能性が高いですね。
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