アンカー・ジャパンは19日、「Anker Power Conference 2023 Spring」を開催。同社の動向および、この春~夏に発売を予定している新製品を紹介した。
引き続き日本国内でも好調なAnker
需要拡大が期待されるポータブル電源&ポータブル冷蔵庫
日本国内でも順調に成長を続けているAnkerだが、2022年の売上高は350億円に達している。同社と言えば、スマホ用のモバイルバッテリーやACアダプターのイメージが強いが、成長の牽引役となったのが、ポータブル電源とのこと。コロナ禍も一段落し、外出の機会も増えている中、キャンプやイベントなどに便利なポータブル電源の需要はさらに増えそうだ。
その延長線上にあると言える新製品が、バッテリー搭載ポータブル冷蔵庫の「Anker EverFrost Powered Cooler」シリーズ。Ankerが展開してきたポータブル電源の技術を応用したバッテリーにより、マイナス20度までの冷凍と冷蔵の両方が可能。容量別に33L/43L/53Lの3モデルがあり(価格はそれぞれ9万9990円、10万9900円、11万9900円)、重量は約22.2kg、約24kg、27.5kg。いずれも取り外し可能な299Whのバッテリーを搭載し、約32時間、約26時間、約18時間の利用が可能(外気温30度時)。
33Lモデルで、350ml缶なら40本、2Lペットボトルは6本を収納可能。バッテリーは約4時間でフルチャージできるほか、出力側としてType-A×2、Type-C×1のUSB端子も用意しており、スマホやノートPCへの給電にも対応している。
33Lモデルは4月19日、43Lモデルは5月16日、53Lモデルは6月中旬の発売を予定している。
動画配信者やインタビューなどに便利なワイヤレスマイクに
空間オーディオに対応したポータブルBluetoothスピーカー
続いての新製品は、ワイヤレスマイク「AnkerWork M650 Wireless Microphone」。4月19日発売で3万4990円。
これは2つの丸型のトランスミッターと、スマホなどにUSB-CやLightningで接続するレシーバーの組み合わせで、トランスミッター側は服にマグネットやクリップで取り付けたり、テーブルに置くことで、インタビューや動画配信時に違和感なく、音声収録が可能。2つ同時の利用も可能で、独自技術「TrueLink」により、ズレのない収録ができるとしている。バッテリー駆動時間は最大6時間で、充電ケースの併用で最大15時間。最大伝送距離は200m。
5月下旬(スペースグレー、グリーン/ブルーは夏頃)に発売を予定しているBluetoothスピーカー「Soundcore Motion X600」は約310×81×170mm、約1930gの本体で空間オーディオに対応。本体内蔵の5つのドライバー(ツイーター5W×2、ウーファー15W×2、フルレンジ10W×1)と、独自のオーディオアルゴリズムにより、部屋に置くだけで立体音響を可能にする。BluetoothのコーデックはSBCのほかにLDACをサポートしており、ハイレゾ音源の再生もできる。IPX7の防水対応で、バッテリー駆動による再生時間は最大12時間。