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紙書類による契約書の90%以上を電子契約に移行 大成建設がアドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を導入

2023年04月17日 16時30分更新

文● ASCII

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 アドビは4月17日、大成建設がアドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を導入したと発表した。

 大成建設はインフラストラクチャーの建設や地下鉄などの大型公共事業、病院といった大型建築物など、多岐にわたる事業をグローバルに展開。同社は「DXにより生産システムの変革と働き方改革を実現する」ことを中期経営計画(2021-2023)における重点課題のひとつとして位置付け、建築業界の発展に寄与するデジタルトランスフォーメーションの実現に向けて、積極的にデジタルテクノロジーの活用に取り組んでいる。
 
 大成建設では契約や意思決定の一部に紙書類が採用されており、社内での押印や印刷、郵送対応などの複数の工程により、手続きが完了するまでに多くの時間が必要だった。また、在宅勤務が推奨されていたコロナ禍においても、紙書類を扱う業務に合わせて出社が必要な場面も散見されたという。

 同社は契約書や手続き関連の業務プロセス全体を効率化し、従業員の働き方に合わせてリモートワーク環境下でも運用できるデジタルソリューションの導入を検討した結果、Adobe Acrobat Signを採用。Adobe Acrobat Signの導入により、大成建設では情報企画部が所管する紙書類による契約書の90%以上を電子契約に移行し、手続きが完了するまでに必要な時間を従来の10分の1にまで短縮することに成功。あわせて、デジタル上での文書管理が可能となったことで、リモートワークなどで従業員が出社していない場合でも、円滑に契約手続きを進められるようになったとしている。

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