Googleは4月13日、千葉県印西市にデータセンターを開設し、開所式を行なった。
Googleのデータセンターとしては日本で初めてで、Googleのツールやサービスを利用する際のアクセスを高速化し、より高い安定性を実現する。
昨年発表した同社の日本社会のデジタル化を支援する取り組み「デジタル未来構想」の一環として開設。この取り組みは2024年にかけて総額1000億円を日本社会に投資し、インフラへの貢献、デジタルトレーニングの提供、そしてパートナーや非営利団体への支援を更に拡大することにより、デジタルの恩恵を更に多くの人に広げていくことを目的とする。
新しいデータセンターは質の高いデジタル基盤があつまる印西市の工業エリアに位置し、平均より高い温度で稼働することで冷却用のエネルギー消費を節約するほか、寒冷期には外気温を利用した冷却システムを採用するなど、環境に与える影響を最小限に抑えるよう設計している。同社は2007年に事業運営でのカーボンニュートラルを達成し、2017年に初めてエネルギー使用量を100%再生可能エネルギーで賄って以降、毎年再生可能エネルギーを使用。2030年までに電力供給を脱炭素化し、すべてのオフィスとデータセンターを24時間365日カーボンフリーエネルギーで事業を運営するという目標を掲げている。