シチズン時計は4⽉13⽇、国際的な⾮営利団体「レザーワーキンググループ(以下、LWG)」の国内時計メーカー初のメンバーとなったことを発表した。
レザーワーキンググループは、⽪⾰の製造業者・取引業者・供給業者・技術専⾨家、さらにブランドや⼩売業者で構成されたグローバルな環境保護団体。現在は世界65ヵ国、1800以上の団体に会員が広がっている。⾰の⽣産⼯程で使⽤する化学薬品の安全性や排⽔処理、エネルギー使⽤などの環境対策を審査し、厳格な国際基準を満たした製⾰業者にのみ「LWG認証」が付与される。
シチズン時計では持続可能な社会の実現に向けて環境配慮型素材の採⽤を拡⼤しており、腕時計のバンドに使⽤するレザーを、LWG認証を得ているタンナー(製⾰業者)から積極的に調達。現在シチズンブランドの腕時計で使⽤しているレザーの60%をLWG認証を受けたタンナーから調達しているが、今後は90%以上を⽬指すとしている。今回、LWGに加盟することで、⽪⾰産業全体の持続可能性の推進にも貢献するという。
また、同社は4月1⽇より「1% for the Planet」のメンバーとなり、国内におけるシチズンブランド製品の年間売上の1%を地球に還元する取り組みを始めた。
1% for the Planetは2002年に創設された⾃然環境保護に貢献するビジネスの奨励を⽬的とする⾮営利団体(NPO)。参加企業および個⼈は年間売上の1%を環境保護活動に尽⼒する⾮営利の環境団体に寄付することで、⾃然環境保護に貢献できる。