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2人に1人が小学生でMYスマホを持ち始める時代に決めるべきルールとは?

子どもにMYスマホを持たせる親が決めるべき3つのこと

2023年03月26日 17時00分更新

文● せきゅラボ

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子どもにスマホを持たせる際には、親子一緒にルールを作ることが重要

現実的なルール作りが重要

 もうすぐ4月。お子さんにMYスマホを持たせた親御さんもいらっしゃるのでは。最近は小学校高学年で自分専用のスマホを持つ時代です。中学1年生はおおよそ所持していると考えて良いでしょう。

 となると、親御さんは『出会い系や課金周りのトラブルに巻き込まれたら……』と、気が気ではない日々を過ごすことになります。お子さんがスマホを起点にした事件に遭わないためには、まず最初に「利用ルールの設定」を子どもと一緒に決めることが大切です。

 あまりにルーズなのは論外ですが、ギチギチに縛っても意味がありません。現実的に守れる範囲でないと子どもが約束を守る気になれないからです。「利用アプリ/Webサイトの制限」「利用時間帯の制限」「アプリのインストールは親の前で」これら3点が有効だろうと思われます。

 今回は、新年度を機にお子さんにスマホを渡す親御さんが注意すべき事項をご紹介します。

※以下は「子どもが被害に遭う前に「アプリは親の前でインストール」ルールは必須」からの抜粋です。

 スマホ関連の消費者動向や市場調査を手掛けるMMD研究所の調べ(2022年1月)によると、親が子どもに初めてスマホを持たせたタイミングは、小学1~6年生が51.6%と半数以上を占めているそうです。

 また、2019年の調査と比較すると、小学生でのスマホデビューが11.5ポイント増加しており、スマホデビューの低年齢化が見て取れます。今や小学生が「Myスマホ」を持つ時代なのです。

子どものネット利用を監督することは親の「責務」です

 前述の調査では、8割近くの親が子どものスマホデビュー時にルールを設定しています。主な内容としてはアプリ内課金やインストール、利用時間の制限が上位です。

 『自分よりも子どものほうがネットに強いから』と放任してしまう親御さんも少なくないようですが、子どもにスマホを持たせる場合、利用状況の把握と管理は親の責務です。これは「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」第一章第六条に保護者の責務として定められています。

 そのため、使い始める前にお子さんと使い方のルールを守る約束を交わしてください。「利用できるアプリ/Webサービスの制限」「利用可能な時間帯/総利用時間の設定」がポピュラーなルールでしょう。そしてその結果をフィルタリングに反映し、適宜利用状況を把握しましょう。

 そして忘れてはならないのが、アプリのインストールです。SNSや動画経由で怪しいサイトに誘われてアプリをインストールしたことにより、個人情報などを入力してしまうといった被害が考えられます。

 実際、小中学生向けの学習アプリや人気ゲームの無料版に見せ掛けたウイルス入りのアプリをインストールさせて、スマホ内の情報を盗んだり、そこから詐欺につなげようとしたりする行為は後を絶ちません。

 対策として、「アプリのインストールは親の前で」というルールを加え、決してお子さんに一任せず、一緒に考えながら可否を決めましょう。その際、公式ストア以外からのアプリのインストールは避けることで詐欺被害などからお子さんを守ることができます。

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