親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第211回
小6から中1のあいだにスマホを持ち始める
中学生の5人に1人がスマホ課金済。7割がSNSを利用するネイティブ世代
2023年03月21日 10時00分更新
スマホ所持開始は「中学1年」が最多
今どきの中学生のスマホ事情はどうなっているのか。中学生の子を持つ保護者を対象とした明光義塾の「中学生のスマートフォンの利用に関する実態調査」(2023年3月)を見ていこう。
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子どもがスマホを持ち始めた時期について聞いたところ、最多は「中学1年生(34.8%)」、次に「小学6年生(21.1%)」、「小学5年生(9.6%)」という結果に。
スマホを所有している子どもの半数以上が、小学6年生から中学1年生の間にスマホを持ち始めている。塾に行き始めたり、進学に伴って電車通学や部活などが始まることで必要性が高まるというわけだ。
2割強がスマホで課金経験あり
子どもがスマホで課金したことがあるか質問したところ、22.4%が「課金したことがある」と回答。
スマホで課金経験がある子どもを対象に、何に対して課金したのか質問したところ、「オンラインゲーム(78.1%)」「スタンプ購入(43.3%)」「有料動画/有料音楽視聴(27.7%)」「電子書籍購入(マンガ)(26.8%)」「電子書籍購入(25.9%)」、「投げ銭(16.5%)」などとなった。
また、子どもはSNSを利用しているか質問したところ、73.2%と7割以上が「利用している」と回答した。
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初代iPhoneが登場したのは2007年のこと。SNSは2004年から始まっている。中学生は生まれたときからスマホやSNSがあったスマホネイティブ、SNSネイティブ世代だ。
スマホはもちろん、デジタルコンテンツやSNSにも幼い頃から触れてきており、当たり前に日々使いこなしているのだ。ネイティブ世代の利用については、今後も引き続き追っていきたい。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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