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運動不足解消やダイエットにも! 中年から始めるサバゲーのススメ 第5回

電動エアガン「MP7A1」で初めてチューンナップに挑戦した!

2023年04月21日 16時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

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遠距離でも戦えるサブマシンガンがほしい

 すっかりサバゲーにどっぷり浸かっているジャイアン鈴木です。もう月1回では禁断症状が出るので、いまは月2回ペースでフィールドに出かけています。

連載目次:運動不足解消やダイエットにも! 中年から始めるサバゲーのススメ

 さて、サバゲーを始めて数ヵ月がたったころ、ふと手持ちの銃が重いものばかりだということに気づきました。そこでちょっとリサーチしたのですが、東京マルイの電動エアガン「MP7A1」の可愛さにノックアウトされました。特にタンカラーモデルは可愛いフォルムがくっきり見えて、魅力がマシマシです。というわけで「MP7A1」を速攻で購入した次第です。

東京マルイ「MP7A1」実売価格2万2000円前後

目的は初速、レスポンスの向上

 さて翌日に届いた「MP7A1」を近所のフィールドのシューティングレンジに持ち込んで試し撃ちしてみましたが、かなり物足りなさを感じました。初速は75m/s前後で弾速が遅いのが目で見てわかります。またトリガーを引いてから弾が発射されるまでに、スプリングが縮められてからピストンが前進するという動きが体感できるほどもっさりとしています。

 ノーマルではサバゲーに使うのは厳しいなと思いましたが、サイズやデザインは非常に気に入りました。というわけで「MP7A1」のカスタマイズに挑戦することにした次第。目的は初速、レスポンスの向上です。

ストックを縮めた全長は380mm、重量は1390g。サバゲーで1日中走り回った終盤に、この小型・軽量ボディーは得がたいメリットです

バレル、スプリングを交換し
SBDを取り付けることに

 ネット上のカスタム情報をチェックして、インナーバレル、スプリングを替えて、変換コネクターでリポバッテリーを装着可能とすることにしました。またスイッチ焼けを低減するため「SBD(ショットキーバリアダイオード)」も取り付けます。

※エアガンをカスタムするとメーカーの保証、修理対象外になる可能性があります。カスタムする際には自己責任でお願いいたします。またカスタムした際には「弾速計」で初速を計測して、銃刀法の規制内であることを必ず確認してください

 今回購入した主なパーツは下記の4つ。すべてAmazon.co.jpで購入しました。

・「NINEBALL MP7A1用 ロングパワーバレル 215mm(内径6.00mm)」5364円
・「東京マルイ 電動フィクスド&コンパクトマシンガン パワースプリング」1026円
・「GIGA TEC PSEリポCMG変換コネクター」1747円
・「G.A.W. 電動ガン用SBDスタンダードパッケージ」1000円

ノーマルのインナーバレルは182mm。215mmのロングバレルと交換することで、初速、精度向上を期待できます

「SBD(ショットキーバリアダイオード)」はスイッチ焼けを低減してくれます。リポバッテリーで運用する際の定番メニューです

東京マルイ製電動コンパクトマシンガンにリポバッテリーを装着するために利用するアダプター。筆者はLayLax製を購入しました

メカボックスの分解、組み立ては超大変

 さてバレル交換、SBDの取り付けはスムーズに進んだのですが、スプリングの交換は恥ずかしながらかなり手こずりました。一応事前に調べて臨んだのですが、メカボックスを開ける際、そして閉める際に何度も手が滑ってスプリングが吹っ飛んでしまったんですね。そのたびに中のパーツが部屋の隅に飛んでいってしまい、その捜索にも相当時間がかかりました。結局スプリングを交換して、メカボックスを閉めるのに成功したのは6時間後。プロにまかせたほうがいいなとつくづく後悔した次第です。

これがMP7A1のメカボックス内部。たぶん開けてすぐの写真です

無事カスタム終了
初速とレスポンスが向上しました

 メカボックスを閉じたあとの組み立てはほとんど手こずらず、スムーズにMP7A1は元の姿に戻りました。弾速計で計測したところ、0.20g BB弾で初速は91m/s前後。実績あるパーツの組み合わせでカスタムしたおかげで、初速も銃刀法の規制内(98m/s以内)に余裕で収まりました。発射時にメカボックスから異音はせず、レスポンスも向上しています。電動ガンのカスタムはド素人なのですが、奇跡的にうまく組み上がったようです。

弾速が速すぎたらスプリングを短くしようと思っていましたが、銃刀法の規制内に問題なく収まりました

いつ壊れてもいいように
予備のメカボックスを買いました

 一応、無事にカスタムが終了しましたが、メーカーの想定外の部品を組み込んでいるので、いつ壊れてもおかしくないと覚悟しています。というわけで心配性のワタシは、東京マルイからMP7A1のメカボックスの新品を購入しました。これでいつ壊れても、現地でメカボックスを入れ替えて、数ゲームあとにはゲームに復帰できるわけです。

これがMP7A1の運搬に使用しているハードケース。190連射マガジン2本も一緒に入れています

「メカBOXアッセンブル」は8000円(消費税別、送料別)

「マイクロプロサイト FDE」も別途購入。MP7A1自体は2万458円で購入しましたが、トータルではかなりかかっていますね

 手がかかったぶんMP7A1はお気に入りの1丁に仕上がりました。ただ、いまさらながら、メカボックスの小さなMP7A1は初めてカスタムする電動ガンには向いていないなと考えています。もしエアガンのカスタムに興味がある方は、東京マルイのM4系スタンダード電動ガンを強くオススメいたします。

筆者紹介――ジャイアン鈴木
 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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