昨年の日本GPに出場した
長島哲太選手がMotoGPについてトーク
「MotoGP 王座奪還へ Honda RC213V」では、昨年の鈴鹿8耐優勝者であり昨年、日本GPにワイルドカードで参戦した長島哲太選手が登場。MotoGPの今シーズンの見どころについてトーク。また、レースで実際にまたがるHonda RC213Vについての話題も。HondaのMotoGPマシンなだけに「どんな走り、音を響かせるのか」という観客からの期待を感じ取った長島哲太選手からは「1周目はタイヤがまだ温まってないし、いきなり期待しないで(笑)」と軽妙なトークを披露する場面も。
トーク後のデモ走行では、Honda RC213Vの雄姿を見せてくれた長島哲太選手。デモ走行3周目、最後のホームストレートではアクセルを存分にあけて、MotoGPマシンのサウンドを聞かせてくれた。
SUPER FORMULAに参戦する
22台のマシンとドライバーが集結!
ファン感で、注目度が高かったプログラムのひとつが「2023 SUPER FORMULA Presentation」だろう。2023年のシーズンに参戦する、22人のドライバーと22台のマシン(22チーム)が登場。新しいエアロパーツを装着した、今年から導入された新型車両SF23が見られることはもちろん、ファンにとっては今シーズンのチーム体制も知ることができるお披露目の場でもある。
プログラムではチームごとにコースを走行。最後には全車22台がコースインして、華やかにプログラムを終えた。各チームが参戦する「2023年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦/第2戦」は、4月8~9日に富士スピードウェイで行なわれる。
高木虎之助氏の参戦により
新・永遠のライバル対決に新展開!?
星野一義vs中嶋 悟による「永遠のライバル対決」を引き継ぐ形で、2019年から始まったのが道上 龍、脇阪寿一、本山 哲による「新・永遠のライバル対決」だ。
気心しれた3人のドライバーによるトーク、さらには笑いあり!? のガチンコドライビング対決は、今ではファン感を盛り上げる人気プログラムに定着した。だが、今年そのライバル対決に割って入ったのが元F1ドライバーの高木虎之介選手だ。3人から4人になって争われた新・永遠のライバル対決は、HONDA CIVIC TYPE Rに乗り、鈴鹿サーキットで速さを競った。
3月4日の予選、5日に決勝戦を開催。脇阪選手が2年連続で勝利を収め、特製のチャンピオンベルトを再び腰に巻いた。
GT500マシン13台が
本番さながらのデモ走行
3月5日、プログラムの大トリを担ったのが「SUPER GT GT500 プレシーズンマッチ」だ。今シーズンのSUPER GTを走るGT500マシン13台によるデモ走行が行なわれ、2022年シーズン王者「TEAM IMPUL」の平峰一貴選手もNissan Z GT500で走行した。
デモ走行は、昨年のチャンピオンの証であるゼッケン1をつけた平峰一貴選手がポールポジションからスタート。セーフティカーによる先導を終えると、本番さながらにローリングラップが開始。SUPER GTのGT500クラスに参戦する一流ドライバーのデモ走行に、詰めかけたファンは推しのチームの旗を振り、拍手を届けてエールを贈った。
5日のプレシーズンマッチでポールtoウィンを決めた昨年王者「TEAM IMPUL」の平峰一貴選手
3月4日、5日の2日間にわたって行なわれた今年のファン感。1988年に始まった歴史の長いこのイベントは、2輪・4輪のモータースポーツファンに向けたお祭りとして定着しており、両日ともに来場者数は1万人を超え、活気のあるものとなった。
バイク、クルマとも各レースカテゴリーの今年のチーム体制、見どころを知ることができるのも春に行なわれるファン感の強み。3年ぶりに開催された2022年に続いて、2023年もモータースポーツシーズンのキックオフを告げた。