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ChatGPTより速いと話題「Easy-Peasy.AI」テンプレート機能がすごい充実! 使い方ガイド

2023年02月19日 12時00分更新

文● 田口和裕

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「Templates(テンプレート)」の使い方

「Templates」画面

 左側メニューから「Templates」をクリックするとテンプレートのページが表示される。

 テンプレートとは特定の文書作成に特化したツールのこと。例えばYouTube動画のタイトルを生成する「Instagram Post Caption」、Google広告のヘッドラインを生成する「Google Ads Headlines」など、Easy-Peasy.AIにはビジネス用途を中心に90ものテンプレートが用意されている。2週間前は80個強だったので順調に増加しているようだ。

 デフォルトではすべてのテンプレートが表示されているが、画面上部に配置されているボタンをクリックすることで「Social Media」、「Business」、「Marketing」、「Resume」といったジャンル別に絞り込むこともできる。

 今回は「Instagram Post Caption」を使ってみよう。使い方はテンプレートによって多少異なるが基本は同じ。「書きたい要素」を書いて「Generate」ボタンを押せばいい感じに作文してくれる。テンプレートによっては「frindly(友達のように)」、「professional(専門的に)」といった文章のトーンや、絶対使用したいキーワードを指定できるものもある。

 今回は「チェンマイ旅行でいちばん美味しかったカオソーイ。タイ料理にしては辛くなく、付け合せの漬物もおいしかった」と入力して「Generate」ボタンをクリック。なお、無料プランでは英語でしか出力できないので、日本語を利用するには有料プラン(後述)に入る必要がある。

 生成されたのが以下の文章。

 「チェンマイ旅行でいちばん美味しかったカオソーイ!タイ料理ならではの異国のおいしさ、辛さも少しありながらも、付け合わせの漬物がよく合ってとってもおいしかったです。旅行の醍醐味は、ご当地の料理がおいしいことですね!」

 そのまま使用してもいいし、自分で少し手直ししてから投稿するのもいいだろう。もう一度「Generate」ボタンをクリックすれば新たな文章を生成してくれる。

 「チェンマイ旅行で一番美味しかったカオソーイ!特別なタイ料理で、辛さも穏やかで、付け合わせの漬物も美味しかった! #チェンマイ旅行 #カオソーイ #美味しかった #タイ料理」

 こちらはハッシュタグまで加えてくれた。

 Instagramに投稿したところ。業務で複数のアカウントを管理している場合など助けになるだろう。

さらに高度な「Templates(テンプレート)」の使い方

「AIDA Framework」画面

 マーケティング・広報担当者の役に立つテンプレートがたくさん用意されているのもEasy-Peasy.AIの特徴だ。

 例えば「AIDA Framework」。「AIDA(またはAIDMA)」は、顧客が広告で商品を知って購入するまでの行動を「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Desire(欲求)」「Action(購買行動)」の4つのフェイズにわけて説明する最も基本的な消費行動モデルのひとつだ。

 「AIDA Framework」テンプレートを使うと、4つのフェイズそれぞれの顧客に向けたPR文章を生成してくれる。今回は「Ascii.jp」の媒体向け資料に掲載されていた下記のPR文を使って「AIDA Framework」で文章を生成してみた。

 スマホやPCをはじめとしたコンシューマ情報はもちろん、クラウド、IoT、AIをはじめとしたビジネス/テクノロジー情報まで、専門メディアならではの切り口でコンテンツを掲載。また、多数のフォロワーを抱える動画や会員制コンテンツなども特長です。購入や導入などその先の行動を決めるメディアとして読者から厚い支持をいただいています。

 すると上記のように「Attention」、「Interest」、「Desire」、「Action」の4つのフェイズにいる顧客に向けたPR文章が生成された。

 他にも「BAB(Before-After-Bridge)」や、「PAS(Problem-Agitate-Solution)」といったマーケティング手法を応用したテンプレートが用意されている。

まだまだあるぞ、注目テンプレート達

 Easy-Peasy.AIにはほかにもSNSのバイオ(紹介文)を生成してくれるバイオジェネレーター系、相手に伝えたいことや口調などを指定するとメールのタイトルや本文を生成してくれるメールジェネレーター系、プレスリリースやAmazonレビューへの返答に特化した広報向けジェネレーター、SEOに特化したタイトルやメタデータのジェネレーター、学歴・職歴・資格などをまとめて履歴書を作成する就職・転職関係書類のジェネレーターなど多数の仕事に役立ちそうなテンプレートが用意されている。

 ただし、フォーマットは基本的にアメリカ向けになっており、日本ではそのまま使えないものも多いが、工夫次第で叩き台にはなると感じた。

 もちろん英語のビジネス文書作成に関しては充実しており、英語に苦労しているビジネスマンや学生にとってはDeepLと並んで最強のヘルプツールになる可能性がある。

「Workflows(ワークフロウ)」の使い方

「Workflows」画面

 左側メニューから「Workflows」をクリックするとワークフロウのページが表示される。ワークフロウとは複数のテンプレートを組み合わせて、一つのプロジェクトを作成する仕組みだ。

 例えば現在唯一公開されている「Blog Post Workflow」は、「Blog Post Title(タイトル)」、「Blog Post Outline(概要)」、「Blog Post Intro(リード文)」、「Blog Post Generator(本文)」と、4つのテンプレートを使って一つのブログ記事を作成するものになっている。

 今後は「Social Media Campaign Workflow」と、「Job Description Workflow」の2つのワークフロウの追加が予告されている。

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