結局、20日程度でRakuten UN-LIMIT VIIの固定利用は終了
200GBオーバーという通信量が多かったのかもしれず、また動作保証のない他サービス用の据置型ルーター2台という状況なので、このような状況になっても文句は言えないが、通信制限がされた可能性は考えられる。残念ながらそこでRakuten UN-LIMIT VIIの固定回線的な利用は取りやめた。
楽天モバイルの説明でも、Rakuten UN-LIMIT VIIが「無制限」の注釈に「データ無制限は楽天基地局接続時となります。公平なサービス提供のため速度制御をする場合があります」(https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/area-speed/)と記されている。今回の場合は速度制限でなくて接続断なので少し違うとは思うが、制限のうちだと思われる。
そして、月をまたいで1月になって試してみたが、接続断なしに連続して通信ができたことから、やはり12月の接続不安定は使いすぎの速度制限の可能性が高い。
Rakuten UN-LIMITの速度制限の詳細な条件について公開していないので、実際に筆者のようになるとは限らず、あくまで“こういうこともあった”という事例にすぎないが、もう少しデータ容量が少なければ大丈夫だった可能性は高いものの、モバイルらしくない使い方にはなんらかの制限はありそうだ。
「Rakuten Turbo」と区別をつけている可能性
制限を受けたことが考えられる理由のひとつは、新たに登場した固定回線用としての「Rakuten Turbo」との関係だ。楽天モバイルでも無制限の通信ができるのなら、動作保証のある据置型ルーターが有料で提供される以外に、Rakuten Turboの意味がないからだ。
であれば、Rakuten UN-LIMIT VIIとRakuten Turboではなんらかの区別が必要と言える。データ通信容量もそうで、利用場所や実際のパケット通信の傾向から固定回線としての利用がされているようなら、区別がされたとしても不思議ではない。
キャッシュバックや加入特典なども含めて
固定回線のコストは考えるのが良さそう
Rakuten UN-LIMIT VIIは使い放題の固定回線として使う場合、必ずしも驚くほど安いわけではない。
たとえば、他社のモバイル回線を使った接続サービスは月5000円前後で楽天モバイルよりも高いが、加入時のキャッシュバックや特典、同時利用するスマートフォン回線の割引などを考慮すれば、2年間の総コストはRakuten UN-LIMIT VIIよりもオトクになることも多いからだ。さらに、条件次第では光ファイバーのほうが出費が下回るケースも考えられる。
楽天モバイルを使い倒して制限(?)を受けてしまった筆者が言うのものなんだが、やはり、常識の範囲内で使うことが重要かもしれない。安心して使える格安な固定回線が必要ならば、代理店やキャンペーンごとに異なる加入特典などを考慮し、トータルで安くなる方法を考えるのが良さそうだ。

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