マイクロソフトのYusuf Mehdi(ユセフ メディ)副社長は2月10日、同社の検索エンジン「Bing」に搭載される新しいAI機能のウェイティングリストが登録者100万人を突破したとツイートした。公開後48時間で100万人の大台を超えたことになる。
開始後48時間で100万人待ちの大盛況
マイクロソフトは2月7日(日本時間8日)のメディア向けイベントで、Bingに対話型AIを搭載すると発表。
ユーザーは同日始まったウェイティングリストに登録すると、準備が出来次第Bingの新しいAI機能を利用できるようになる。
Yusuf Mehdi副社長はツイートでウェイティングリストの公開から48時間で100万人以上が登録したことに触れ、「恐縮すると同時に元気づけられています! 」とコメントした。
We're humbled and energized by the number of people who want to test-drive the new AI-powered Bing! In 48 hours, more than 1 million people have joined the waitlist for our preview. If you would like to join, go to https://t.co/4sjVvMSfJg! pic.twitter.com/9F690OWRDm
— Yusuf Mehdi (@yusuf_i_mehdi) February 9, 2023
検索から文章作成まで幅広く対応したAI
Bingの新しいAI機能は、OpenAIの「ChatGPT」をベースにカスタマイズした「Prometheus(プロメテウス)」モデルを使用。対話型AIのため、ユーザーは人間と話すようにAIと会話しながら必要な情報を得ることができる。
たとえば、3月に温泉旅行に行く場合、「3月に旅行に行くので、東京から新幹線で2時間以内の場所にある温泉宿を教えて」と入力すれば、AIが宿の候補をピックアップして教えてくれるという形。
検索以外では文章の生成や要約にも対応。メールの下書きや、旅行の工程表作成、財務諸表の要約といった作業も可能だ。ベースとなったChatGPTと同様に、プログラムのコードを書くこともできる。
BingのAI機能は2月10日現在、デスクトップ版で限定プレビューを公開中。あらかじめ用意された例文の入力のみ対応しているが、AIが実際に動作する様子を確認できる。