Dropbox Japanは2月2日、TSUKU TSUKUがクラウド電子署名サービス「Dropbox Sign（当時HelloSign）」が導入されたと発表した。

　TSUKU TSUKUは出店支援や出店機能などをパッケージ化したEC支援サービスの提供や、BtoBおよびBtoC向けマーケットプレイスを運営している会社。総合マーケットプレイス「ツクツク!!!」は、CMSを利用し、ウェブサイトの専門知識がなくても簡単に出店できることもあり、小売、メーカー、飲食、サービス業などさまざまな事業者の参入が急増している。

　出店事業者の増加に伴って「契約業務の負担増」が課題となっていたという。紙の契約書を使用していたため契約書類の発送や印刷において膨大な時間やコストがかかり、セキュリティー面の強化も課題となっていたほか、紙の契約書を郵送でやりとりしていると契約を交わすまでに時間がかかるのも問題となっていたという、

　2021年初頭より電子契約サービスの比較検討を開始し、電子契約サービスについて問い合わせを受けたNECと綜合システムプロダクツにより、TSUKU TSUKUが求める機能と価格帯に見合うサービスとしてDropboxのクラウド電子署名サービスDropbox Sign（当時HelloSign）を提案。

　さらに、TSUKU TSUKUでは社内システムと電子契約サービスをAPI連携する予定でいたため、NEC、綜合システムプロダクツ、Dropbox Japan およびTSUKU TSUKUの技術者のミーティングを設定し、デモを交えながらのAPI連携検証を実施した結果、技術的な不安を解消することができたことも Dropbox Sign 選択の決め手となったとしている。

　TSUKU TSUKUでは、2021年11月よりDropbox Signの利用を開始し、おもにツクツク!!!の出店事業者と電子契約を交わす際に活用。契約書原本のデータ化作業に関連する工程の削減により業務効率化や郵送に関わるコスト削減、契約から出店までの時間短縮など、さまざまな面でその導入効果が得られているとしている。

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

• デジタル

  Dropbox、2023年の戦略と新製品「Capture」「DocSend」を紹介

• デジタル

  Dropbox、ポストコロナにおける最適な働き方をサポートするワークフローツールをアップデート

• sponsored

  無料でも使える電子署名「Dropbox Sign」の使い方

• Team Leaders

  「Dropbox」とAI insideの「DX Suite」が連携　帳票のデータ化を自動化するスピーディーな情報管理を実現

• デジタル

  西邦建設がDropbox導入。情報共有のための“引き出し”を構築し、書類の作成業務を月10時間ほど削減

• デジタル

  Dropbox、Windows Server 2012からのクラウド乗り換えキャンペーン実施