ホワイトのPCケースと水色のライト、人気のカラーリングを採用
ゲーマーに注力した主力PCが誕生、i9とRTX 4070 Tiをコンパクトにまとめた1台
2023年01月31日 11時00分更新
コンパクトでホワイトが基調の「NZXT H5 Flow White」
オプションにRazerの14cmファンを用意
――PCケース「NZXT H5 Flow White」の採用について教えてください。
中嶋氏:床置きではない運用を視野に入れていたため、目線の高さにある棚や雑貨に違和感のないケースということで「NZXT H5 Flow White」を選びました。GPUに直接エアーを当てるファンを増やすなど、従来製品より熱対策に力を入れた製品ということで、冷却性が向上しているのがポイントです。また、近年はRGBライティングを多用したPCの需要も高まっていますが、このケースでも水冷クーラーやRGBライティング機能を備えた電源ケーブルなどを活用すれば、よりギラギラした外観も実現可能です。PCケースはカスタマイズの種類がかなり豊富ですので、納得いただけるPCケースをご提案できればと思います。
真重氏:搭載しているRTX 4070 Tiは結構大型なので、PCケースを選びます。弊社のBTOカスタマイズのラインアップでも、RTX 4070 Tiの大きさに対応していないケースは、小さめのケースを中心に結構あった印象です。また、サイズ的には問題はなくても、ボードの重量を支えきれないため搭載できないケースもございました。この点は、RTX 4070 Tiを使った標準モデルの構成を考える上で難しさを感じるところでしたね。「NZXT H5 Flow White」は、小型ながらも対応することが確認できています。なおこのケースは、NZXT H510の後継にあたるケースで、販売してからまだ数か月しか経っていませんが、自作PCユーザーの方の定番ケースになりつつあります。BTOパソコンのケースとしてもローエンドからミドルハイまで幅広く対応する有力な選択肢になりそうですね。
――パソコン全体を見ると、モノトーンにRGBライティングが組み合わさっていて、全体としてよくまとまっている外観ですね。
中嶋氏:初めから狙っていたというよりも、結果的にこうなった、という感じではあるのですが。明暗がはっきりしていて、統一感のあるデザインになったのではないかと思っています。
西川氏:内部はビデオカードの占める割合が大きいのですが、MSIの「GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 3X 12G OC」は落ち着いたデザインで、モノトーンの統一感を実現するのに一役買っています。それと今回の取材モデルでは、カスタマイズで選べる14cmのRazer製ケースファンをカスタマイズしました。フロントに付けていただくと冷却力も上がりますし、見た目も華やかになりますね。ライティングのカラーは、取材モデルではスカイブルーに設定しました。Windows上から自由に色を変更できますので、お客様の好みにカスタマイズいただければと思います。インテルCPUを採用しているということもありますし、ケースカラーのホワイトが映えるような色で光らせている、といった感じです。
真重氏:Razerのデバイスは個人的にも好きなのですが、こだわりのある製品を1つパソコンに組み込んでおくだけでパソコンへの愛着は違ってくると思います。こういう選択肢もあるんだというところで、選んでいただけるといいなと考えています。
――マザーボードはDDR4メモリーが搭載可能な「ASRock B760M Pro RS/D4 WiFi」ですが、このチョイスに至った理由はなんでしょうか?
中嶋氏:CPUと同じタイミングで発売になった新チップセット「B760」搭載マザーボードを採用しました。B660と比べて、PCI Expressのレーン数が強化されているのが特徴です。「ASRock B760M Pro RS/D4 WiFi」は、2.5ギガビットの有線LANとWi-Fi 6E無線LANを組み合わせたネットワーク機能を備えており、お客様からの需要が高い点をしっかりカバーできている点が高評価でした。また、ホワイトカラーを基調としたヒートシンクやバックパネルのデザインは、今回採用したケースともよくマッチしています。背面には人気のUSB Type-Cも備えており、M.2 SSD専用のヒートシンクでストレージの冷却にも配慮しています。