2023サンダンス映画祭に選出された60作以上のワークフローにおいて、Blackmagic Designの製品が多数使用されたと発表した。
使用された製品はデジタルフィルムカメラ、DaVinci Resolve Studio編集、カラーグレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェア、Blackmagic Cloudなど。
Nice Dissolveのカラリスト、ナターシャ・イコリ(Natacha Ikoli)氏は、コロナ禍により仕事仲間が拠点を移したが、Blackmagic Cloudにより作業の方法が大きく改善されたと語っている。たとえば複数のアーカイブやソースを使用した複雑なコンフォームでは、ルックの設定中にコンフォームできるので、通常より少し早くカラーの作業を開始できたという。また、Blackmagic Cloudのおかげで、プロジェクトの最新バージョンを気にせず、スタジオでも自宅でもシームレスに作業をすることができたと語っている。
DaVinci Resolve Studioは、プロダクションやポストパイプラインの多くの面をサポートし続けており、「My Animal」のポストプロデューサーのJP Castel氏は、同作の複数の制作部署で使用されていたと語り、作品全体の編集においてはカラーグレーディングだけでなく、離れた場所の複数のエディターがDRTをシームレスに交換できていたとコメント。Blackmagic Cloudがなければ、作品を完成させられなかったとも語った。
同氏はさらに、編集後にFairlightを使用して、オーディオシステムを分離してオーディオバスで配信し、様々なオーディオ部署用にAAFを書き出したと続け、作品内の小さなエフェクトにはFusionを使用して様々なショットのマスキングを行なったと述べた。
使用された製品や作品リストはリリースから確認できる。