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マイクロソフト、OpenAIとのパートナーシップを延長し数十億ドル規模を出資

2023年01月24日 12時45分更新

文● 田口和裕

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 マイクロソフトとOpenAIは1月23日、両社のパートナーシップを延長、今後数年間に渡り数十億ドル規模の出資をすると発表した。出資は2019年と2021年にも実施されており、今回が3回目となる。

 両社は今回のパートナーシップに基づき、AIスーパーコンピューティングや研究に関する継続的な協力を拡大し、その結果得られた高度なAI技術を独立して商業化することを目的としている。

 OpenAIはこれまでマイクロソフトと共に開発したAzureのインフラストラクチャ上に「GitHub Copilot」「DALL·E 2」「ChatGPT」などの強力なAI製品を展開している。

 一方、出資元であるマイクロソフトはすでに「Azure OpenAI Service」「Microsoft Designer」「GitHub Copilot」といったサービスでOpenAIの技術を採用している。近い将来同社の検索エンジン「Bing」にOpenAIのチャットボットAI「ChatGPT」を搭載するという噂も流れている。

 マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」は、今後もOpenAIの専用クラウドプロバイダーとして、研究、製品、APIの提供などOpenAIの業務を支えていくという。

 マイクロソフトの会長兼CEOのサティア・ナデラ氏は「私たちは、最先端のAI研究を責任を持って推進し、新しい技術プラットフォームとしてAIを民主化するという共通の志のもと、OpenAIとのパートナーシップを構築した」と述べ、「今後開発者は誰でもAzureを通して最高のAI開発環境にアクセスし、アプリケーションを構築・実行できるようになる」と今後の展望を示している。

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