グーグルは1月5日(現地時間)、米ラスベガスで開催している「CES2023」にて、Spotifyと提携しSpotifyのリモコン機能「Spotify Connect」をAndroid 13の「メディアプレイヤー」と統合することを発表した。
場所によって自動的に再生デバイスを変更
メディアプレイヤーは一般的なAndroidアプリではなく、ロック画面および通知欄で接続状況や各種設定を表示・変更できるOSの機能だ。画面下部にSpotifyで再生中の曲情報が表示されているのがわかる。右上に表示されている「このスマートフォン」と書かれた部分をタップしてみよう。
再生可能デバイス(BluetoothまたはChromecast内蔵の対応機器)の一覧が表示される。現在は「このスマートフォン」となっているのでスマホの内蔵スピーカーから曲が再生されていることがわかる。
ここで「iCloud Micro-Monitor(Bluetoothスピーカー)」をタップすると、即座にスピーカーに再生が切り替わりスマホ側の音は消える。
今度は「T08(Bluetoothイヤホン)」をタップするとイヤホンからの再生に切り替わった。また、この切り替えボタンを横に動かすことでボリューム調整も可能になっている。
これまでSpotifyの再生デバイスを変更するためにはAndroidの設定もしくはSpotifyアプリを開く必要があったが、この機能があればロック画面からすぐに変更が可能になった。なお、すでにYouTubeとYouTube Musicでも同様の機能が利用可能になっている。
今後は自動的にデバイス変更も
今後は、スマホの場所が移動し新しい再生デバイスを感知すると自動的に通知され、ストリーミング中のコンテンツを最適なデバイスで楽しめるようになるという。
例えば、出勤中に車載スピーカーでポッドキャストを聞き始めたとして、車を降りたらイヤホンで、オフィスに入ったらスピーカーで、帰宅したら自宅のテレビで、といったように、わずかな手間でシームレスにストリーミングコンテンツを楽しめるということなのだ。