RAW動画収録、データバックアップ、4K8K編集でSSDが大活躍!

Inter BEE 2022のSamsungブースで見たクリエイティブ×SSDの進化

文●畑野 壮太 編集●北村/ASCII

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容量30TBを超える持ち運べるRAIDストレージ
日本未発売の大容量SSDを搭載したオールフラッシュDASを展示

 一方、バックアップコーナーでは、データセンター向けSSDが搭載された大容量DASが展示されていた。2.5インチ専用の6ベイを備えたAreca製RAIDエンクロージャー「ARC-8050T3U-6M」に、日本未発売の2.5インチSATA SSD「PM893」の7.68TBを6本搭載したものでRAID 6でもその容量は30TBを超える。

 驚くべきはその重量。PM893を6台搭載した状態でも総重量は4kgを下回る。肝心の転送速度だが、展示されていたベンチマーク結果(Thunderbolt 3接続、RAID 6設定)では、読み出し3130.30MB/s、書き込み2217.06MB/sの表示があった。

PM893を6台搭載したARC-8050T3U-6Mを秤に載せた展示(写真右)。確かに4kgを切っている

 ちなみに、3.5/2.5インチSSD兼用で12個のベイを備えるエンクロージャー「ARC-8050T3-12」に660gのHDDを12台搭載した場合の総重量は約17.4kg。その差は4倍以上だ。体積も4倍近い違いがある。

 これまで大容量のRAIDストレージと言えば、HDDが主流であったが、その重量や体積を考えるとなかなか外に持ち出すという発想はなかった(振動、衝撃の観点からも)。しかしオールフラッシュで30TB以上のRAIDストレージが4kg以下で実現できるとなると、既存の概念が覆るかもしれない。

ARC-8050T3-12に660gのHDDを12台搭載した場合との重量比較。ベンチマーク結果もモニター表示されていた

 また、QNAPの12ベイNAS「TS-h1290FX」に、これまた日本未発売のPCIe 4.0x4接続のU.2 SSD「PM9A3」を搭載した参考出展もあった。サムスンの担当者によれば、日本未発売の製品を多く展示している意図は「市場のニーズを見極めつつ、日本での発売の可能性を探っていきたいから」だという。

PM9A3を搭載したQNAPのNAS「TS-h1290FX」

ブース壁面に掲示されていた、SamsungのSSDラインアップ。ここにあるもののうち、990 PRO、PM9A3、PM893は日本未発売だ

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