リアルとバーチャル双方から体験する展覧会「多層世界」シリーズ3回目となる企画展「多層世界とリアリティのよりどころ」12月17日より開催

文●西新宿LOVEWalker

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 NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センターでは、12月17日より、オンライン・プラットフォームを活用した展覧会「多層世界」シリーズの3回目となる、企画展「多層世界とリアリティのよりどころ」を開催する。リアル展示に加え、一部作品については、オンラインからの体験も可能となっている。

 今回は、メタバースやミラーワールドといった仮想空間や現実空間をデジタル化した鏡像世界が実装されつつある現在、リアルとバーチャルが共存する多層世界の中で、変化していくであろうリアリティのあり方に着目した。

柴田まお 「Blue」2020年

展覧会概要

 現実世界の建築が仮想世界でのシミュレーションにもとづいて設計されるなど、仮想世界が現実を模倣するだけではなく、現実が仮想世界から触発されるといった、現在の多層世界のあり方は、両者を明確に切り分けることができなくなっている。

 それぞれ個人がリアルとバーチャルの間で、自分の居心地のいい場所を見つけるようなバランスの取り方が求められるようになるのかもしれない。現実の延長として、もうひとつの現実としての拡張世界を持つようになった現在(未来)において、多層世界時代の現実のあり方はどう変化するのか。これからのリアリティのあり方はどのように変化するのかを考える機会となるだろう。

たかはし遼平「並行植物調査」2021年

■企画展「多層世界とリアリティのよりどころ」
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開催期間:12月17日~2023年3月5日
開館時間:11時~18時
休館日:毎週月曜日(祝日もしくは振替休日の場合は翌日)、年末年始(12月26日~1月4日)、ビル保守点検日(2月12日)
入場料:一般 500円(400円)、大学生 400円(300円)
「ICCアニュアル2022」展とのセット券:一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)
※( )内は15名以上の団体料金
事前予約制・当日入場は事前予約者優先

■オンライン展示
会場:ハイパーICC(https://hyper.ntticc.or.jp/
体験料:無料

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