VAIO SX14で検証
実は「高負荷」なウェブ会議、Teamsが快適に動くPCスペックを検証
快適なウェブ会議を進めるためには、かなり高いスペックが必要
高音質(途切れない)で、高画質なウェブ会議は、ビジネスの現場でも非常に重要。社内のコミュニケーションはもちろんだが、営業など社外とのやり取りでもウェブ会議がまともに動かないのでは、失礼だし、案件の獲得ができない。
最近ではPCを使った動画再生が普通になっている。ストリーミングやオンデマンドで再生するのであれば、PCの負荷をそれほど気にせず使える場合が多い。しかし、ウェブ会議では映像に加え、音声をリアルタイムで処理している。特に通話では、1秒に満たない短いラグでもストレスにつながるし、少し途切れただけで内容が理解できなくなる。比較的高い負荷が長時間かかり続け、しかも安定して継続し続ける、意外と負荷が掛かる処理なのだ。
例えば、ASCII.jpで過去に掲載した記事(ZoomやSkypeなどビデオ会議サービスのCPU使用率を調べてみた)では、CPU使用率が35%から50%も掛かることもあった。これは数年前の記事だが、ウェブ会議ではブラウザーやOffice文書などを一緒に使う場合も多く、CPUに加え、メモリーの搭載量も重要になってくる(実はブラウザーはかなりのメモリー食いのアプリだ)。ノイズキャンセリング機能やバーチャル背景などの処理をオンにするとなればなおさらだ。
まずは、快適なウェブ会議に必要になるCPU性能とメモリー容量について見ていこう。編集部で用意した「VAIO SX14」のスペックはCore i5を搭載し、16GBのメモリーを搭載したフルHD液晶搭載モデル。こちらでTeams利用時のCPU負荷とメモリー使用率をチェックしてみたところ、以下のような結果になった。
VAIO SX14はプレミアムクラスの最新機種となるため、性能は高いほうだ。タスクマネージャーの結果から、Core i5以上のCPUを選択し、16GBのメモリーを搭載した機種であれば、比較的快適に使えそうだが、3年前、4年前の機種ではなかなか大変かもしれない。例えば、ウェブ会議で発表をする際に、ブラウザーを起動しておくだけでも、メモリーの不足が気になる。さらに、Officeアプリを同時に起動する場合では、8GB程度の容量では物足りない。
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