2022年D1グランプリシリーズの第6~7戦が九州の「オートポリス国際レーシングコース」で開催され、Team TOYO TIRES Driftの#88川畑選手が第7戦の優勝を飾りました。
シーズン屈指の高速バトルが繰り広げられた
九州唯一の国際サーキットであるオートポリス。その一部を使う今大会は、例年通りホームストレートから最終コーナーまでを舞台に、コースを逆走する形で行なわれます。ホームストレートでは160km/h近くまで加速、40Rを切れ味鋭くドリフトで駆け抜けたら、すぐさま切り返して85Rの最終コーナーを下りながら駆け抜けます。見どころは40Rへの侵入と、85Rへの切り返し。そして85Rの角度の安定感でしょう。
オートポリス戦は2年前、#66藤野選手が手首を負傷しながらも連続単走優勝をしたコース。川畑選手も2018年に単走優勝をしたことがあります(その時藤野選手は単走2位)。ですが、今年はニューマシンのGR86。果たしてシーズン屈指の高速コースに対応できるのでしょうか?
【第6戦・単走】川畑選手7位、藤野選手12位とやや不調
第6戦は気温はやや高く、過ごしやすい陽気のもと開催されました。抽選の結果、藤野選手はBグループからの出走、川畑選手はDグループからの出走となりました。
藤野選手1本目は最高速度155.17km/hと速さはもちろん鋭い切れ込みをみせますが、切り返した後に修正が少し入った様子。そのため点数が伸びずに97.3に終わりました。
2本目は、侵入速度を160.54km/hにアップ。大きなミスはないものの4セクターがあまり伸びず97.7。追走トーナメント出場のボーダーラインは97点台後半なので、ちょっと心配です。
川畑選手はDグループからの出走。1本目から161.21km/hと高い速度で一気に侵入。しかしゾーン2が通過できず。その後もコースアウトしてしまい92.7と失敗。
追い込まれた2本目。侵入速度は157km/hに抑えつつ、上手くまとめて98.1。この結果、藤野選手は単走12位、川畑選手は7位となり、追走トーナメント進出を果たしました。
TOYO TIRESサポート選手である#7松井選手は、新投入の17インチタイヤが功を奏して4位の一方、前戦の優勝者である#77松山選手は点数が伸びず17位となり追走トーナメント進出はなりませんでした。
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