NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月17日、「ドコモIoTマネージドサービス」にて複数の通信キャリア冗長化をワンストップで提供するソリューションを発表。12月より提供開始する。
近年IoTソリューションを活用して事業を展開する企業が増加する中、複数キャリア冗長化を行なうことで信頼性の高いネットワーク構築を必要とする利用者が増加しているが、一方で複数の通信キャリアの回線を利用者が調達し個別に運用することは手間がかかり、導入のハードルが高いことも課題となっていたという。
これらの課題に対応するため、NTT Comはワンストップで通信キャリア冗長化を実現できるソリューションの提供を開始する。本ソリューションではドコモIoTマネージドサービスとIoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」を組み合わせることにより、複数キャリア冗長化を実現。
ドコモIoTマネージドサービスで使用するRobustel提供のゲートウェイは2つのSIMカードを挿入することで通信を冗長化でき、本ソリューションではメイン回線としてドコモのSIM、サブ回線としてIoT Connect Mobile Type SのSIMを利用。IoT Connect Mobile Type SのSIMは通常、ドコモと他キャリアの回線のうち電波の強い方に接続するが、本ソリューションでは他キャリアの回線にのみ接続することで、メイン回線に接続できなくなった場合にはスムーズにサブ回線に切り替わる。また、メイン回線に接続可能となった場合、自動でメイン回線に復帰する。
遠隔監視や決済など、長時間の通信断を許容するのが難しいシステムをはじめ、冗長構成が必要となるさまざまなシーンで活用できるという。利用料金、申込は営業担当まで問合せ。
また、10月18日~21日にリアル会場とオンライン会場とのハイブリッドで開催する「docomo business Forum'22」にて、本取り組みが紹介される予定。
※本取り組みはリアル会場のみでの展示
※展示名は「ドコモIoTマネージドサービスバックアップオプション(仮)」
※オンライン会場は10月18日9時以降、24時間いつでも閲覧可能
※参加費用は無料
※公式ウェブサイト:https://www.ntt.com/business/go-event.html