さよなら小田急百貨店新宿店本館! 新宿駅西口地区開発計画で10月3日以降、順次既存建物の解体工事に着手

文●西新宿LOVEWalker

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 小田急電鉄と東京地下鉄(以下、東京メトロ)は9月29日、新宿駅西口地区開発計画において10月3日以降順次、既存建物の解体工事に着手すると発表した。

 解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、 10月3日に小田急百貨店新宿店本館の解体に着手。その後順次新宿ミロードの解体を行なう。

 新宿駅西口地区開発計画は都市再生特別措置法に基づく特定都市再生緊急整備地域内に位置しており、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針とするもの。新宿駅西口に位置し、敷地面積およそ1.6万平方メートルを活用して計画する建物の延床面積はおよそ28.2万平方メートル。地上48階建てで高さはおよそ260m、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備える。オフィス機能と商業機能の中間フロアには新宿の特性を活かして来街者と企業等の交流を促すビジネス創発機能を導入しイノベーションの創出を図るとともに、低層部にはビジネス創発の情報や新宿をはじめとした小田急沿線、東京メトロ沿線などの情報を発信する機能を設ける。

 進捗によって新宿駅西口地区の歩行者動線が順次変更となり、詳細は現地ポスターなどにて最新の情報を通知する。

 なお、小田急百貨店新宿店本館は10月2日に営業を終了、10月4日から新宿西口ハルクにてリニューアルオープン。新宿ミロードは2023年3月25日にモザイク通りとモール2階での営業を終了、本館は2025年4月以降に解体着工予定。

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