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秋のヘッドフォン祭2022 第5回

気になる展示は? “秋のヘッドフォン祭 2022”を振り返る

2022年09月21日 11時30分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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オンキヨー製マグネシウム振動板BA搭載(FitEar/須山補聴器)

 FitEarは発表会も実施し、新型のカスタムイヤホン「H-1 Custom」を発表した。会場では試聴用にユニバーサルモデルを展示していた。“H-1”は、開発者の堀田氏が手がけた一号機を意味している。堀田氏が手がけて先に発売された「FitEar Silver」と同じく、フルレンジユニット+ツィーターの構成で設計されている。マグネシウム振動板のONKYO製BAドライバーを採用しているのが特徴だ。価格は約12万円。

FitEar H1

 聴いてみるとオーディオファイル向けの音調で端正な音だ。筐体の違いからか「Silver」よりもやや穏やかな感じがする。

世界初公開の「NEO Stream」は光変換対応(TOP WING Cybersound Group)

 TOP WINGのブースでは、事実上の世界初披露となるiFi audioの「NEO Stream」が展示されていた。いわゆる“ネットワークプレーヤー”だが、海外ではストリーマーとも呼ばれる。ネットワーク経由で受けた音源データをオーディオ用のアナログ/デジタルに変換して出力する機器だ。

NEO Stream

 NEO Streamには、ネットワーク入力用に一般的なEthernet端子(RJ-45)のほかに、光入力ができるSFPポートが標準装備されているのが特徴だ。本体にはSFP対応のメディアコンバーターと光ファイバーケーブルも同梱されている。つまり、買った状態で光入力を使用した電気的なアイソレーションが可能となる。ノイズを効果的に遮断できる。

メディアコンバーター

 こうしたコンバーターは相性問題があるので、標準添付されているのはユーザーにとってありがたいだろう。

 また、デジタル出力にPS Audio方式のI2S出力(HDMI端子)がついているなど、ハイエンド機並みのスペックを持っている機材だ。価格は20万円前後となる予定。

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