HTC NIPPONは、国内では2018年リリースの「HTC U12+」以来の4年ぶりのスマートフォン新製品となる「HTC Desire 22 pro」を発表した。SIMフリー機として、10月1日から順次発売する。価格は6万4900円。
VRグラス「HTC Flow」との強力組み合わせをアピール
ここ数年は、VR、メタバース関連のデバイスやプラットフォームに力を入れてきた同社らしく、「自分時間のためのスマートフォン」をキーワードとして、そうした機能との連携を強調。
5GやMiracast、HDCP、USB経由での電力給電をサポートすることで、同社のVRグラス「HTC Flow」との組み合わせに適しており、バーチャル空間の中で映画やライブイベント、ゲーム、フィットネスなどの各種コンテンツを最大限楽しめるとしている。HTC Flowとのセットモデルも提供されており、価格は11万4900円。
ドコモ4.5GHz帯を含む、5Gに対応
HTCスマホと言えばコレ! な鮮やかなレッドを日本限定で用意
一方でスマートフォンとしての長所は、SoCこそミドルクラスながら、日本で販売する端末として「日本仕様」をしっかりサポートしている点。具体的には、防水・防塵(IP67)、FeliCaに加えて、5Gについてはドコモ4.5GHz帯(n79)も含めて、MNP4社のネットワークをサポートする(ミリ波は非対応)。
カメラも強味とする点。背面には64メガカメラをメインに、13メガの広角、5メガの深度センサーの3眼構成。インテリジェント機能で撮影シーンを自動認識して最適な撮影を可能にする。フロントも32メガと高画素。
カラバリは、ダークオーク、チェリーブロッサム、サルサ・レッドの3色。デザイン的にはいずれも背面に波のようなフローリングラインが入っているのが特徴。ダークオークは基本はブラックでありながら、カメラ部のゴールドの縁取りがアクセントになっている。チェリーブロッサムは、海外ではFlowing Goldとして提供しているモデルで、ピンクというよりゴールドに近く、男性でも持ちやすい印象。若干遅れて(10月末予定)販売されるサルサ・レッドは、日本限定モデル。国内でのHTC機のイメージとなっている、鮮やかな赤が採用されたのがうれしい。
そのほか主なスペックは、120Hzリフレッシュレート対応の6.6型液晶(1080×2400)、Snapdragon 695 5G、8GBメモリー、128GBストレージ、4520mAhバッテリー、Qi対応、側面指紋センサー、Android 12など。
HTC「HTC Desire 22 pro」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.6型液晶(20:9)120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2400 |
サイズ | 約76.9×166.3×9.4mm |
重量 | 約205.5g |
CPU | Snapdragon 695 5G 2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC |
OS | Android 12 |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78/79 LTE:1/3/4/5/7/8/12/17/18/19 /21/26/28/38/39/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 6400万画素 +1300万画素(超広角) +500万画素(深度) イン:3200万画素 |
バッテリー容量 | 4520mAh(最大18W対応) |
Qi | ○ |
生体認証 | ○(側面指紋+顔) |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP67) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | ○ |
カラバリ | ダークオーク、チェリーブロッサム、サルサ・レッド |
発売日 | 10月1日(サルサ・レッドは10月末予定) |
価格 | 6万4900円 |