弥生、スモールビジネスに特化したマッチングプラットフォーム「弥生のあんしん M&A」を開始
弥生は8月30日、スモールビジネス事業者に特化したマッチングプラットフォーム「弥生のあんしん M&A」を開始した。
会社や事業の譲渡希望者(以下、「売手」)と譲受希望者(以下、「買手」)が、M&Aの相手を探すことのできる登録無料のマッチングプラットフォーム。大きな特徴は、スモールビジネスに特化している点と、「あんしんエージェント」と呼ばれる弥生PAP会員かつM&Aの専門家がM&Aの支援業務を行なう点という。
これにより、従来の大手M&Aサービスでは網羅できなかったスモールビジネスの事業承継機会を 創出でき、さらに売手・買手は専門知識が必要なM&Aでも、安心かつスムースに進めることができるようになるとしている。
さらに、売手と買手ともに登録時に厳正な審査を実施している点、あんしんエージェントと独自の価値算定ツールによって適正な譲渡価格が試算できる点、案件情報が匿名で掲載されるため開示情報のコントロールが可能となる点など、事業者と税理士・会計事務所が安心して利用できる仕組みを用意。
なお、同社が弥生PAP会員を対象に実施した調査では85.9%が「事業承継支援に必要性を感じている」と回答し、事業者だけでなく税理士・会計事務所の関心も非常に高い一方、 「第三者承継(M&A)の支援経験がある」弥生PAP会員は36.0%に留まっており、ニーズに対してそれほど多くないことがわかったという。このような現状を受け、弥生では税理士・会計事務所に対しても、M&A支援ツールの提供や専門セミナーなど、さまざまなM&Aに関する支援を行なっていく予定としている。