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Dyson V12 Detect Slim Complete:

ダイソン、犬もきれいになる掃除機

2022年08月29日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)編集●ASCII

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 ダイソンで吸われる犬がおとなしくて感心しました。

 ダイソンが8月24日、犬や猫などのペットを飼っている人のための掃除機「Dyson V12 Detect Slim Complete」を発売しました。直販価格は10万2300円。ペットの毛や髪がからみにくくカーペットなどの掃除に適した「Motorbarクリーナーヘッド」を搭載します。グルーミング用アタッチメント「ペットグルーミングキット」(8800円)も同時発売。掃除機に取りつけるだけで抜け毛などを吸いながらグルーミングができます。

Dyson V12 Detect Slim Complete

 Dyson V12 Detect Slim Completeは、2021年5月26日発売のDyson V12 Detect Slimがベース。ヘッドがサイバーな緑色のレーザーを照射して、床に落ちたチリを見つけやすくします。吸い込んだゴミの量を検知するピエゾセンサーも搭載し、ゴミの多いところでは自動的に吸引力アップ。Slimとついているとおり、小さく軽めにできているのも特徴のひとつです。ダイソンといえば昔はでかくて重いイメージがありましたが、いまは2.2kgと軽くなりました。

 新アタッチメントのMotorbarクリーナーヘッドは、内側についたくしのようなパーツでブラシについた毛を取り除くしくみ。ペットの毛だけでなく、髪の毛や糸くずなどのからみを防ぎます。発表会でカーペットに落ちた疑似毛を吸わせたところ、からむことなくしっかり吸い込めていました。

Motorbarクリーナーヘッド

くし状のブレードでブラシから毛や糸をこそげとる

カーペットについたふわふわの毛もきれいに吸える

 Dyson V12シリーズに標準でついているのは、ナイロンフェルト製ローラーをごろごろ転がすソフトクリーナーヘッド。フローリングには強いもののカーペットなどには弱かったため、ソファや寝具などを掃除するための「毛絡み防止スクリューツール」で補う必要がありました。カーペットの掃除をするときは立ったまま使える今回のMotobarクリーナーヘッドのほうが便利です。

ハンディクリーナー用の毛絡み防止スクリューツール

 別売りのペットグルーミングキットは吸い込み口がグルーミング用のブラシになっているヘッド。ペットの毛をブラッシングしながら抜け毛やフケなどを吸い込めます。ブラッシングのときは普通にブラシとして使って、あとから吸い込むこともできます。発表会でブラッシングされていたモデル犬はおとなしくしていましたが、でかい音が苦手な犬や猫もいるでしょうしね。延長ホースを使えば100cmまで延ばせるので、ペットが動きまくってしまっても安心です。

別売りのペットグルーミングキット

ヘッドは可動式で押し込むとブラシが出てくる

見た目は痛そうだが普通のブラシだ

本当におとなしくグルーミングされていた

抜け毛がたっぷり

吸い込むとシュッと消えて気持ちがいい

クリアビンにおさまった抜け毛

延長ホースは1メートルほど伸びるのでグルーミングしやすい

 ペットグルーミングキットは既発のDyson V12 Detect Slimシリーズに装着できるので、気になった人はこれだけ追加で買うこともできます。

 ダイソンの研究によれば、猫の毛は人間の毛よりも平均で33%細く、カーペットなどに簡単にからまるそうです。また、猫の皮膚片の75%は5〜10ミクロンの小ささで、犬の皮膚片よりも空気中に浮遊しやすい性質があると言われているということ。私事ながらこの秋から猫を飼おうとしているんですが、子どもがいるのでアレルギーが気になるんですよね。空気清浄機に加えて、こういうペット用掃除機をほしいものリストに入れておくべきかもしれません。

 

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