「ゲームをしながら日本酒を飲む」ための日本酒ボトル缶「GAMING RAINBOW」(180ml)の試飲&ゲームイベントが秋葉原UDXの4階にあるeスポーツ施設eXeField Akibaで開催された。
クラウドファンディングによる先行販売で、ゲームファンからの支持を受け427万円を集めた話題の日本酒缶を飲みながら、実際にゲームをするイベント。入場時に「GAMING RAINBOW」が1本無料で提供され、会場に用意されたビデオゲーム、ボードゲーム、カードゲーム、ジグソーパズルなどのさまざまなジャンルのゲームをしながら日本酒とゲームを楽しむ内容になっていた。
ゲーミング日本酒は、ラベルイラストに元カプコン、ストリートファイターシリーズのイラストを手掛けた西村キヌさんと、Apex Legends公式ブックのイラストを描いたMika Pikazoさんを起用し、2種類の日本酒缶を作成している。日本酒は、ガチゲーマーかつ日本酒会社代表である企画者と、元カプコン開発者の土田酒造代表が本気でゲームプレイに合う日本酒を作ったという。
ゲーミング日本酒の味わいは、ゲーム中の合間に飲むことを考え、甘み、力強さや伸びがありつつもキレがある味わいを求め、「しゃがみ大パンチ」と表現したゲームシーンにマッチした味わいを提供している。これは、必殺技であると強すぎて飽きるため、飲み続けるためにも通常技であることが大切という判断からだそうだ。たしかに飲むたびに昇龍拳級の衝撃があると、ボトルを飲み終わるころにはプレイヤーもKOしているだろう。
eスポーツシーンではエナジードリンクが有名だが、20~30代にヒアリングした結果、家でのゲーム中に缶ビールや酎ハイを飲むことがあるとの回答が60%、エナジードリンクは17%だったとのこと。そのため日本酒が入り込む余地は大きく残っていると考えたという。そこで「ゲームをしながら日本酒を飲む」というカルチャーを作る、あるいは改めて思い出すためのお酒として「GAMING RAINBOW」を作りだした。
ゲーミングと言えば、ゲーミングキーボードやゲーミングPCなど、派手に発光する製品というイメージがあるが、さすがにゲーミング日本酒は発光はしない(酔っ払って赤くなる人はいるが……)。ただ、ゲーミングということで製品名がレインボーになったというのはうなずける。
飲むことで気分をリセットしたり、気合を入れなおしたり、一緒にいる友人と楽しんだりするためのお酒で、日本酒の性質としても「開栓後の変化」がある(旨くなる)お酒となる。したがって、FPS、対戦格闘、テーブルゲームなどの対戦ゲームで、マッチングや復活待ち、他プレイヤーのターン待ち時間に飲むことを想定している。ソシャゲやRPGのように気を張らずにやるゲーム中にのんびり飲むのもいいだろう。ゲームを自分でしなくてもゲーム配信を見ながら飲むのも楽しいはずだ。