ロジテックINAソリューションズは8月25日、非接触で顔認証ができる顔認証コネクトデバイス「LTC-T80」シリーズおよび、ロジテックダイレクト直販モデルの「LTC-LT80W」シリーズについて、ドアを制御するスマートロック・プロダクト「Akerun Pro」との連携ができるようになったと発表した。
顔認証コネクトデバイスとAkerun Proの連携により、部屋ごとにセキュリティーレベルを設定し、出入りする人物の特定と管理が可能になる。
今回の連携により、事前に扉のサムターン形状(型式)を調べるだけで、既設の扉に電子錠の取り付けができ、顔認証コネクトデバイスもマニュアルに沿って初期設定するだけで稼働できる。工事不要で顔認証による入退室管理システムを簡単に導入可能な点がメリットとしている。
また、顔認証コネクトデバイスからセキュリティーレベルに応じたアクセス権を扉ごと(Akerun Pro)に設定できる。またICカードの課題であった紛失・盗難・なりすましなどを、顔認証や生体検知機能(3D)で解決できるという。顔認証による本人確認と入退室記録を一致させることで、誰が、いつ、どの扉で認証し、どのような結果であったのか、顔認証コネクトデバイスで記録を一元管理できる。
さらに、ロジテックの顔認証コネクトデバイスは、Akerun Pro以外に国内有数の勤怠管理システムとも連携できるため、顔認証による解錠と同時にタイムレコーダーとして勤怠打刻も可能。
Akerun Proと連携するためのアプリケーション「FaceUnlock」はロジテックが無償で提供し、9月配信予定としている。Akerun Proの導入および連携はPhotosynthへ申し込みが必要となる。また、Akerun Proの利用には製品本体及び保守・サポートの費用を含む月額料金がかかる。