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フリープランは「90日間のメッセージ履歴」と「無制限のストレージ」へと変更

Slack、フリープランの制限変更とプロプランの価格改定を発表

2022年07月19日 10時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Slackは2022年7月18日、公式ブログにおいて、料金プランに関するアップデートを発表した。2014年のサービス開始以来、初の価格改定となる。無料プラン「フリープラン」の機能制限変更、中小規模組織向けの有料プラン「プロプラン」の月額料金値上げがある。いずれも2022年9月1日から適用される予定。

料金改定とフリープランの制限変更は公式ブログで発表された

 まずフリープランでは、これまでの「メッセージ履歴(アクセス可能な過去のメッセージ件数)1万件、ストレージ容量5GB」という制限が、「90日間のメッセージ履歴、ストレージ容量無制限」へと変更される。過去90日間であれば、メッセージ件数にかかわらず履歴にアクセスすることが可能となる。

 また、これまで有料プランでのみ利用可能だった「クリップ」などの新機能が、フリープランでも利用できるようになるとしている。現時点では、Slackサイトのプラン/機能説明などは更新されておらず、クリップ以外の機能がどこまで利用可能になるのかは不明。

 一方で、中小規模組織向けの有料プラン「プロプラン」では、月額料金(税込)をこれまでの1ユーザーあたり960円から1050円へと値上げする。

 年間契約(年払い)の場合も、1ユーザー1カ月あたり850円から925円へと料金改定される。ただし、この改定が行われる前(8月末日まで)に年払いを更新することにより、従来の料金(1ユーザー1カ月あたり850円)でさらに1年間利用することができる。

 なお、今回の料金改定の対象はプロプランのみ。「ビジネスプラスプラン」の変更はない。

 2014年のサービス開始以来初となる価格改定に踏み切った理由について、Slackでは、「(近年行われた多数の機能強化による)価値の向上を鑑み、今後もイノベーションへの投資を続けられるよう」にしていくため、と説明している。Slackではこの数年間、SlackコネクトやSlackハドルミーティング、クリップ、ワークフロービルダーといった新機能を追加、強化することで、「ただのメッセージングアプリ」ではない「Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)」を目指してきた。

Slackにおける機能拡張の歴史

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