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大阪で「ポタフェス2022」が開幕、約2年半ぶり、90ブランドが集結

2022年07月10日 16時00分更新

文● ASCII

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コンセプト重視で高音質なNobleのFokusシリーズに新モデル追加

 まず、エミライはNoble Audioの完全ワイヤレスイヤホン「Fokus」シリーズに新たに加わる「Fokus H-ANC」を展示。Hはハイブリッド型を示しており、ダイナミック型とBA型ドライバーを搭載する。以前から関係性の深いドライバーメーカーKnowledsと密に協業して実現した製品だという。ドライバーだけでなく、アイロハ製の通信チップ、MEMSマイクなどもワンパッケージにしたKnowlesのシステムをベースにしている。

Fokus H-ANC

右はIEMをワイヤレス化したというFokus Pro

 Knowlesは最近イヤホンに適したEQカーブも公開した。この製品ではそのノウハウは参考にしつつも、Nobleならではのチューニングが施されているという。また、汎用的なシステムを活用することでコストも抑えており、着脱を認識する赤外線センサーなども省略。価格についてもFokus Proの半分程度を目指して調整中だという。

扁平なフェイス部が少し広がった形状

IEM然としたFocus Proとはまた異なる印象のフェイス部のデザインだ

ケースの形状もかなり細身になっている

 もともとFokusシリーズはジョン・モールトン氏が趣味でIEMを完全ワイヤレス化したらどうなるかと考えてスタートしたというコンセプチュアルなライン。FALCONのようにラインアップを計画的かつ隙間なく揃えるというよりは、面白いことや特徴を前面に押し出したシリーズとして展開していくという。一方で音についてはさすがにNobleということで完成度が高い。40dBと高いANC性能も相まって、音に切り込み感が明瞭で、切れの良い再生音を聞かせてくれていた。発売が非常に楽しみだ。

 エミライのブースではこれ以外にもNoble Audioの有線ハイエンドIEMを展示。最近種類が増えているUSBドングル型DAC/アンプなどFiiOブランド製品の展示や非常に高価だが香港を中心にかなり人気のあるイヤホンケーブルブランドのVORTEXの製品なども参考出品されていた。

NobleのハイエンドユニバーサルIEM

FiiOの製品、発売間近のUSBドングル型DACや久しぶりのイントラコンカー型イヤホンFF3などが並ぶ

VORTEXのハイエンドケーブル。Niraが8万円、Alidaが10万円、Tianaが16万円程度とのこと

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